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ビッグツリー 自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて
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ビッグツリー 自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて

佐々木常夫【著】

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ビッグツリー 自閉症の子、うつ病の妻を守り抜いて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 WAVE出版
発売年月日 2009/07/23
JAN 9784872904215

ビッグツリー

¥220

商品レビュー

3.9

37件のお客様レビュー

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2019/04/27

図書室のお楽しみ袋に入っていた本。きっと自分では絶対選んでいなかった本だと思う。 2009年に発行のもの。 サブタイトルに「守り抜いて」という言葉があったので、ちょっとその言葉に引っかかっていた。自分は家族を守っているぞ〜アピール系かと。すみません、出版社はそんなにアホではない...

図書室のお楽しみ袋に入っていた本。きっと自分では絶対選んでいなかった本だと思う。 2009年に発行のもの。 サブタイトルに「守り抜いて」という言葉があったので、ちょっとその言葉に引っかかっていた。自分は家族を守っているぞ〜アピール系かと。すみません、出版社はそんなにアホではないと思います。 著者が結婚して最初に授かった子どもが自閉症。しかも年子で3人の子どもを育て、そこへ妻の浩子さんが肝硬変を患い、自閉症の息子さんのこともあり、ひどいうつ病にもなる。その間を家事と息子、妻の世話をして仕事もバリバリこなしてたんだから、そりゃ確かにこのタイトルになるよなぁ〜と思いながら読んだ。 元々佐々木さんが前向きな思考の方だったこともあるけど、物事の解釈の仕方がやはり聡明。中途半端に賢くてプライドが高い人だったら、こんな生き方できないかも。この本出版時は東レの取締役でいらっしゃり、上に立つならこんな人が上司であってほしいと思う。 ご自身が家族のことでご苦労されたこともあると思うが、家庭に問題を抱えてそれを外に口に出せない人たちがいかに多いか。もっと口に出して助け合うことができれば、どれほど楽になり、救われるか。 「職場に家庭のことは持ち込むな」と言われることもあるんだろうけど、ある程度大変な状況のときは職場に理解してもらえるように公表しておくのも大事だと言う。ただ、実際に多くの人が家庭の悩みや問題を隠すのは、人のうわさ話のネタにされたくないとか、未だに理解されないうつ病やひきこもりや、癌だって隠しておきたい人もいるだろうし、自分の足をすくわれるようなことは言いたくないからじゃないだろうか。心無いことを言う人はたくさんいるし、それを流せるだけの懐の深い人ならいいけど、私は自分の病気のことは直属の上司にしか話していない。 そういう理解が進まず生きづらさを抱えてる人が多くなってしまっている社会のあり方が、そもそも問題なんだと思う。佐々木さんみたいに、地位のある人がそれを語って実践してくれることが、社会の前進になるんじゃないだろうか。 出版から10年。依然生きづらさは増すばかりだが、こういう考え方をしている人がトップにいるということが、救いであり、希望にもなる。 ちなみに今はご自身で会社を立ち上げ、全国でご講演されているとのこと(ネットで検索)。 いつかうちの職場でも講演してほしいな。

Posted by ブクログ

2019/04/12

書評】ビッグツリー/佐々木常夫 最初に佐々木常夫さんの本を読んだのは仕事術の本でした。その頃私は管理職になり仕事術に興味を持ってさまざまな本を読み漁って仕入れた仕事術を試してみて、その成果をブログに書いたりしていました。 その中で佐々木常夫さんの本「部下を定時に帰す仕事術」「...

書評】ビッグツリー/佐々木常夫 最初に佐々木常夫さんの本を読んだのは仕事術の本でした。その頃私は管理職になり仕事術に興味を持ってさまざまな本を読み漁って仕入れた仕事術を試してみて、その成果をブログに書いたりしていました。 その中で佐々木常夫さんの本「部下を定時に帰す仕事術」「そうか君は課長になったのか。」は大変わかりやすく様々な知見に溢れていたのです。そもそもマネジメントで1番大事なのはタイムマネジメントだと思っていたのですが、佐々木さんは自閉症の息子さんとうつ病の奥さんを抱えて、いやがおうでもタイムマネジメントをして早く帰らなければならなかったのです。そのタイムマネジメントの実践は大変参考になりました。 感想をTwitterか何かに書いたところ出版社の担当の方が見つけて、会社に来てお話をしたことがあります。その時にこの本「ビックツリー」を献本していただきました。 しかし私は今までその本を積読していただけでした。自閉症の息子さんとうつ病で自殺未遂をした奥様のお話を読む事はなんとなく気が重かったからです。 先日佐々木さんの講演会がありました。佐々木さんはもう74歳になられ、思っていたよりも老人だったので少し驚きましたがそれだけ時間が経ったと言うことです。佐々木さんの新しい著作「人生は理不尽」は70代になられた佐々木さんが自らの体験に基づいて晩年の生き方を指南する、老後が明るくなる本でした。佐々木さんの話を聞いて、改めて佐々木さんの人柄を感じ、積んであったこの「ビッグツリー」を読みました。やはり佐々木さんの半生は想像以上に大変なものでした。それなのに常にポジティブで「いつか必ず良い時が来る」と信じて前向きに生きていました。 「ビッグツリー」には家族の方が書かれた手紙もそのまま掲載されていて、通勤電車の中で読んでいた私は思わず涙が流れました。素晴らしい家族です。 自分の半生を振り返ってみると、こんなにも家族への愛情を注いではいなかったと残念に思いました。まだ時間はありますから、これからは家族のことをもっと考えて、大事に時間を過ごしていきたいと思います。そして超ポジティブに、つらいことがあってもめげることなく、生きていきたいと強く思いました。

Posted by ブクログ

2018/12/30

人生に重荷を背負っている人はいる。自分はまだまだ幸せな方だと思いました。 これだけの困難にもあきらめず前向きに生きてこられたこと、家族愛を貫いてこられたことに感動です。 そこは奥さんの方が正しいのではというところもあります。 家族のことをオープンにすることでマイナスはあまりな...

人生に重荷を背負っている人はいる。自分はまだまだ幸せな方だと思いました。 これだけの困難にもあきらめず前向きに生きてこられたこと、家族愛を貫いてこられたことに感動です。 そこは奥さんの方が正しいのではというところもあります。 家族のことをオープンにすることでマイナスはあまりなく、プラスの方が多い。その点はそうかもしれないと思います。 愛とはひたすら責任を取ること、覚えておきたい言葉です。

Posted by ブクログ

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