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身もフタもない日本文学史 PHP新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2009/07/17 |
JAN | 9784569709833 |
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身もフタもない日本文学史
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小説家清水義範による日本文学史。講談社文庫の「理科」「社会」「国語」「数学」といった学び直しの教養エッセイのカテゴリーの一冊。 源氏物語から始まって、枕草子、平家物語、徒然草、奥の細道などの古典や夏目漱石、森鴎外などの近代文学など日本文学史の大きな海の中に浮かんでいる島々を取...
小説家清水義範による日本文学史。講談社文庫の「理科」「社会」「国語」「数学」といった学び直しの教養エッセイのカテゴリーの一冊。 源氏物語から始まって、枕草子、平家物語、徒然草、奥の細道などの古典や夏目漱石、森鴎外などの近代文学など日本文学史の大きな海の中に浮かんでいる島々を取り上げているような感じ。作者も言っているが、日本文学史をこの本で全体が描けているわけではない。とはいえ、少なくともこれぐらいの作家の作品は知っておいてねというものだろう。教養としての日本文学の本当の最低ラインを示しているというイメージかな。 最近、NHKの大河ドラマ「光る君へ」を見ていると本当に教養というのは大切だし、素敵なコミュニケーションツールなんだと実感。これらの古典を知っているだけでどれほど楽しく見れるか。高校や大学の教養課程レベルでしか文学を習っていないが、それでも知っているということは、どれほど人生を豊かに送れるか、身に染みた、ここ最近である。 古典や文学など一文にもならない、不要であるというバカげた議論があるが、むしろ一文にもならないことの大切さを知っていることが教養なのだと思う。 最近、思うのだが、源氏物語に代表されるような、日本の文化の中枢を担ってきたものの復権がこれからの日本を救うのかもしれないよ。国際化、国際化というけどもその中で独自性を打ち出せるものは1000年以上も続く、こういった教養、文化であるような気がする。 まあ、ここに取り上げられている作品を少なくとも何が書かれているのかぐらいは知っておくことが大切なことではないだろうか。 とはいいつつも、僕自身は、三島由紀夫と谷崎潤一郎が、食わず嫌いではある。(三島由紀夫は「金閣寺」読んでいるわ。)どっちも絢爛豪華な芸術至上主義のような作家だからかな。 最後に、世界文学全集を作るなら、夏目漱石を入れるべきというのは同意。夏目漱石の凄いところは、現代でも普通に読める所である。森鴎外と比較すると、どうも文体等も古臭くて、とっつきにくいところがあり、夏目漱石のように読むことができない。 この本を読んでみて、久しぶりに読んでみたいなあという気持ちにもなった。作者の思うところなんだろう。さあ、何から読んでみようか?
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図書館の返却期限の関係で、後半駆け足で読むことになりとてももったいない。 また時期を見て借りたいと思う作品だった。 源氏物語から見る日本人の価値観、方丈記や徒然草に見る味わいを感じる感性、 谷崎や森鴎外を読み直したいと思うきっかけになる本だった。 清水氏いわく、日本文...
図書館の返却期限の関係で、後半駆け足で読むことになりとてももったいない。 また時期を見て借りたいと思う作品だった。 源氏物語から見る日本人の価値観、方丈記や徒然草に見る味わいを感じる感性、 谷崎や森鴎外を読み直したいと思うきっかけになる本だった。 清水氏いわく、日本文学で世界文学全集に推したいのは、紫式部、夏目漱石、井原西鶴、谷崎、大江らしい。 私は遠藤周作をその枠に推したい。 あと和泉式部も!!
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『源氏物語』から現代のエンタメ作家までとてもわかりやすく、清水流にひもといてくれた。好作品である。世界の宝である『源氏物語』を持つ我が国の文化に誇りがもてる。『源氏物語』は苦労して読んだだけに、素直にうれしかった。余談もおもしろい。著者も世界文学全集持っていて、3割しか読んでない...
『源氏物語』から現代のエンタメ作家までとてもわかりやすく、清水流にひもといてくれた。好作品である。世界の宝である『源氏物語』を持つ我が国の文化に誇りがもてる。『源氏物語』は苦労して読んだだけに、素直にうれしかった。余談もおもしろい。著者も世界文学全集持っていて、3割しか読んでないそうだが、私は6割は読んでいて、著者の知らない世界も知っていることになるので少し誇りに思った。『戦争と平和』は読む価値大いにある。
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