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蛹令嬢の肖像 集英社文庫
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蛹令嬢の肖像 集英社文庫

ヘザー・テレル(著者), 宮内もと子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2009/07/16
JAN 9784087605822

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2013/03/05

オランダの絵画「蛹」を巡る、17世紀、第二次世界大戦中、21世紀の物語。紹介文ではミステリーとされていましたが、「蛹」を巡るドラマととらえた方が中身に沿っていると思います。17世紀のオランダで「蛹」が描かれた経緯、第二次世界大戦時のナチスによる「蛹」などの美術品押収、21世紀のニ...

オランダの絵画「蛹」を巡る、17世紀、第二次世界大戦中、21世紀の物語。紹介文ではミステリーとされていましたが、「蛹」を巡るドラマととらえた方が中身に沿っていると思います。17世紀のオランダで「蛹」が描かれた経緯、第二次世界大戦時のナチスによる「蛹」などの美術品押収、21世紀のニューヨークでの「蛹」の所有権を争う裁判と、担当弁護士に起こる変化、などなど。それぞれの時代が「蛹」への思い入れや、家系、社会的立場と自分の価値観との葛藤などの面で繋がっているのも面白い。それでいて、話の中では過去に思いを馳せるしかできずに謎のままになっているところもあるのがよいです。裁判の進め方や、17世紀のキリスト教の対立、来歴の作り方なんてところまで興味深く読める。とても密度の濃い作品です。

Posted by ブクログ

2011/10/19

17世紀のフランドル絵画を巡る物語。 ヒロインは現代の弁護士で、ニューヨークの法律事務所に勤めるマーラ・コイン。 「蛹令嬢の肖像」という一枚の絵を所有するビーズリーズという名門オークション会社の依頼を担当することに。 いぜんにナチスに奪われた絵画だとして、これを取り戻そうという老...

17世紀のフランドル絵画を巡る物語。 ヒロインは現代の弁護士で、ニューヨークの法律事務所に勤めるマーラ・コイン。 「蛹令嬢の肖像」という一枚の絵を所有するビーズリーズという名門オークション会社の依頼を担当することに。 いぜんにナチスに奪われた絵画だとして、これを取り戻そうという老婦人ヒルダ・バウムの訴えを退けようという裁判に臨むことになる。 感情的には余り後味がよくないのだが、この仕事は重要な出世の機会でもあるので、負けられない。 ビーズリーズの法務担当マイケル・ロークは、かって大学で互いに意識し合った仲。 当時は別な相手がいたが。 仕事相手と恋愛してはいけないという社則を破って、密かにつきあい始める… ビーズリーズの来歴責任者は、リリアンという高齢の女性。 マイケルと何か示し合わせているようにも見えるが… マーラは、正当な売買だったという書類を見つけてほっとし、しっかり主張を通す。 強引な父親に育てられて、認められようと生きてきたヒロイン。 仕事の上司も、似たタイプ。 うすうす気づきつつも、引かれた路線から外れることが出来ない状態に、読む方もイライラ。 いずれは転機が訪れるわけですが…さて、どんなふうに? 1943年にナチスが絵画を奪う過程と、この絵が描かれた17世紀当時の出来事も、平行して挿入されます。 ヨハネス・ミーレフェルトは、オランダ人の画家。 工房の弟子として頭角を現しかけていた。 ブレヒト家の令嬢アマーリアの肖像を描くことになり、二人だけで過ごすうちに愛が芽生える。 成功と結婚を夢見るが… タイトルがピンと来なかったけど… 原題はシンプルに蛹(THE CHRYSALIS)。 蛹は変身を意味し、キリストの暗喩ともなる。17世紀当時だと、宗教的信条を示す物でもあったそう。 そのへんは、欧米人ならある程度、通じるイメージなんでしょう。 作中の絵画は、表紙イラストよりもかなり華やかです。 白いドレスの輝かしい美女が愛を込めた表情で、こちらを向いているという。 作者は美術史を専攻する一方、弁護士としても活躍中だそう。 幼い息子の言葉が作品のヒントになったとか。 2007年発表の作品。

Posted by ブクログ

2011/07/24

 『蛹』令嬢の肖像画をめぐり、17世紀のオランダ、ナチスドイツ占領下のオランダ、そして現代のニューヨークと3つの時代を交差させて話が展開するミステリー。   主なストーリーは現代のニューヨーク。  『蛹』の所有権を巡り、オークション会社に雇われた女性弁護士と、ナチスに略奪されたと...

 『蛹』令嬢の肖像画をめぐり、17世紀のオランダ、ナチスドイツ占領下のオランダ、そして現代のニューヨークと3つの時代を交差させて話が展開するミステリー。   主なストーリーは現代のニューヨーク。  『蛹』の所有権を巡り、オークション会社に雇われた女性弁護士と、ナチスに略奪されたと主張する老婦人との法廷論争が繰り広げられる。     あと一歩で勝利を手に入れられるところまできた主人公の女性弁護士だが、法的な根拠を根本から揺るがすある重大な疑惑にぶちあたる。  はたして『蛹』を手にすることができるのか誰か…  『蛹』という作品は架空のものだが、フェルメールの時代の絵画市場と徒弟制度、ナチスドイツによる絵画略奪などの記述は歴史的な事実に基づいているので、とても勉強になる。    所有権を巡る法廷論争も判例を記述されているので(著者はもともと弁護士)リーガルミステリーとしても楽しめる。  表紙はフェルメールというより、ラ・トゥールみたい。

Posted by ブクログ

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