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猫のつもりが虎 文春文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/07/09 |
JAN | 9784167138219 |
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猫のつもりが虎
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猫のつもりが虎
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商品レビュー
3.8
9件のお客様レビュー
グレタ・ガルボの足は太くて歩き方はばたばたとして優雅ではなかった。撮影の合間に裏方たちとキャッチ・ボールをするのが好きで、実は男だったという噂があった。なんていうどうでもいいような話題をああでもないこうでもないと論じて、「~なのでせう」あるいは「きっと~にちがひない」と勝手に断定...
グレタ・ガルボの足は太くて歩き方はばたばたとして優雅ではなかった。撮影の合間に裏方たちとキャッチ・ボールをするのが好きで、実は男だったという噂があった。なんていうどうでもいいような話題をああでもないこうでもないと論じて、「~なのでせう」あるいは「きっと~にちがひない」と勝手に断定する。17編。和田誠の絵がいい。まあ、いつもに比べてパワーは控え目かな。
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「猫のつもりが虎」丸谷才一 文春文庫2009。単行本初版は2004だそう。丸谷才一さん(1925-2012)のエッセイ集。 2018年の12月に読み終わっているようで、およそ一年前。ほぼ完全に忘却。 丸谷才一さんのエッセイとか評論は大好きで、特に軽めのものはチャンスがあればいつで...
「猫のつもりが虎」丸谷才一 文春文庫2009。単行本初版は2004だそう。丸谷才一さん(1925-2012)のエッセイ集。 2018年の12月に読み終わっているようで、およそ一年前。ほぼ完全に忘却。 丸谷才一さんのエッセイとか評論は大好きで、特に軽めのものはチャンスがあればいつでも読みたいな、と思っています。 確かこの本は、近所の古本屋で文庫本を見つけて100円だから買ったと思います。 スカートについての考察とか、グレタ・ガルボが実は男性だったという都市伝説の話とか、あと食べ物の話など、 かなり晩年の軽さ、それに話題的な軽さもあって、非常に読みやすかった印象。楽しかったです。 丸谷さんは、とにかく明るくて、からっとしている。そして、ユーモアにあふれています。 もちろんそれだけではなくて、なにより強靱な博覧強記、そしてふむふむな考察に溢れているのが基幹の魅力なんですが、 それにつけても同じ背骨があっても、暗かったりひねくれていたり陰湿だったりする書き手さんもいるわけで(それが悪いというのではなく持ち味として)、 むしろ日本人の書き手さんはそういう人が多い気がします。 アメリカ=米語、が文章世界の土台にある村上春樹さん、 イギリス=英語、が土台にある丸谷才一さん。 このおふたりは、どこかしらか「バタくさい」というような表現を超えて、米語なり英語なりという道具を上手く活かして、風土的なしがらみから情緒を解放している気がします。 そういうのが、嫌い、という人もいらっしゃると思います。僕は好きです。 表紙も含めて、今は亡き和田誠さん、素敵です。
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丸谷才一・和田誠という黄金コンビの一冊ですが・・・、古い本だったのか。新しいものと思って買っただけに、ちょっと残念。丸谷さん、まだまだがんばってくださいね!
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