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火の路 新装版(上) 文春文庫
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火の路 新装版(上) 文春文庫

松本清張【著】

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火の路 新装版(上) 文春文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2009/07/09
JAN 9784167697181

火の路 新装版(上)

¥550

商品レビュー

2.9

8件のお客様レビュー

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2023/09/10

2009年、生誕100年を記念して文春文庫から“長篇ミステリー傑作選”として刊行されたもの。一緒に購入したのは『十万分の一の偶然』であった。飛鳥時代の日本にゾロアスター教が伝来していたのではないか、という魅力的な古代史仮説が作中に論文の形で提示される一方、そこは松本清張で、骨董品...

2009年、生誕100年を記念して文春文庫から“長篇ミステリー傑作選”として刊行されたもの。一緒に購入したのは『十万分の一の偶然』であった。飛鳥時代の日本にゾロアスター教が伝来していたのではないか、という魅力的な古代史仮説が作中に論文の形で提示される一方、そこは松本清張で、骨董品の贋造や学閥主義の弊害といった、どす黒~い人間模様も描かれている。で、ゾ教伝来仮説の信憑性は、実際どうなのだろう?

Posted by ブクログ

2023/04/24

テーマについての知識がものすごいです。半分小説、半分論文のような作品で、とても読み応えがあります。1回読んだだけでは、全く消化できず、定期的に読んでいます。

Posted by ブクログ

2020/11/09

古代史を専攻する大学の非常勤講師・高須通子が、主人公。古都奈良で古石を探索する旅で、歴史を扱う雑誌編集者とカメラマンに出会うところからストーリーは展開する。暴漢に襲われた古老の男性を助けたことが、主人公の研究テーマに大きな影響も与える。古代史、巨石、そして時代の変遷とともに再利用...

古代史を専攻する大学の非常勤講師・高須通子が、主人公。古都奈良で古石を探索する旅で、歴史を扱う雑誌編集者とカメラマンに出会うところからストーリーは展開する。暴漢に襲われた古老の男性を助けたことが、主人公の研究テーマに大きな影響も与える。古代史、巨石、そして時代の変遷とともに再利用されたり捨て去られした石や石垣。また、宗教や徐呪術などの儀式を思わせる古い巨石ゆえに、仏教のみならず渡来人によってもたらされたであろう仏教以外の宗教や異教など伝来は、古文書には明確に記されていない等、著者の清張の見解も強く反映されている。また、大学といった派閥・門閥といった独特な組織文化を嫌悪する清張の日本のアカデミズム対する反発も強く現れている背景も見受けられる。しかし、それにしても清張独自の古代史解釈・解説に紙面が多く費やされており、その点が、読者によって評価が大きく分かれると思われる。個人的にも、この点は大いに閉口……。

Posted by ブクログ

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