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人の気持ちがわかる脳 利己性・利他性の脳科学 ちくま新書
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人の気持ちがわかる脳 利己性・利他性の脳科学 ちくま新書

村井俊哉【著】

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人の気持ちがわかる脳 利己性・利他性の脳科学 ちくま新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2009/07/08
JAN 9784480064998

人の気持ちがわかる脳

¥330

商品レビュー

3.6

9件のお客様レビュー

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2014/09/23

駆け引きをするにも協力するにも、人の気持ちがわからなくては始まらない。だから誰もが人の気持ちを知りたいと思っている。 周りの人は今、何を思っているのか?自分はどう思われているのか? 生物の行動や自然現象は、科学の発達でだいぶ理解が進んできた。理解に基づいて対策も立てられる。 人...

駆け引きをするにも協力するにも、人の気持ちがわからなくては始まらない。だから誰もが人の気持ちを知りたいと思っている。 周りの人は今、何を思っているのか?自分はどう思われているのか? 生物の行動や自然現象は、科学の発達でだいぶ理解が進んできた。理解に基づいて対策も立てられる。 人の気持ちはそういうわけにもいかない。 相手を信頼していると、その相手の心や行動の予測がしやすくなる。信頼関係がない相手だと全く予測できなくなる。 他人の心を知りたいのは、この社会で生き延びるためだ。 少し前まで、人の心を扱うのは哲学の仕事だった。人の感情は科学で推し量ることができないと信じられていた。 しかし脳科学の発達に従い、心と脳のの距離は縮まりつつある。心脳問題。 脳科学のブームによって、心の現象は脳で起きている出来事だということが常識になってきた。心の問題は他人事ではなく身近なことになった。 人の脳は取り出してすりつぶして成分を調べるというわけにはいかない。 そこで機能的MRIという検査法を用いるようになる。課題をこなしている間、脳の血流が激しい部位がどこかを調べる。血流が多い場所が脳の反応している部位だ。それで、脳の部位には得意分野があることがわかってきた。 脳は、社会の中で生きていけるように進化してきた。不公平を憎み、時に不合理な選択もする。脳内物質のセロトニンは、不公平を拒絶する。セロトニンは「人間の価値観を決める」物質である可能性がある。セロトニンを調整する薬品は発見されている。 価値観を変えるような治療をして、社会復帰できたとする。個人の価値観は治療や薬品で変えてもいいものなのか? 人は何のために生きる?生きる目的は何だ? 私は脳の何が知りたいんだろう?

Posted by ブクログ

2013/03/13

若手精神医学者のわかりやすい本。「社会脳」についてのわかりやすい解説がされている。自分が受ける不公平・不公正に対して、自己の利益を犠牲にしてまで、不公平・不公正をただそうとする「利他的懲罰」は、極めて人間的な行動であるが、その生物学的基盤、つまり脳の働きまで解明されてきたというの...

若手精神医学者のわかりやすい本。「社会脳」についてのわかりやすい解説がされている。自分が受ける不公平・不公正に対して、自己の利益を犠牲にしてまで、不公平・不公正をただそうとする「利他的懲罰」は、極めて人間的な行動であるが、その生物学的基盤、つまり脳の働きまで解明されてきたというのは、今後、いろいろな精神現象が脳機能で説明できる時代が近づいていることを予測される一方、今まで以上の医学倫理が求められてくると思いました。

Posted by ブクログ

2012/09/21

人がどうして利他行動を起こすのか、そのメカニズムにのめり込みました。脳の各部位を楽団の演者に喩えるなど、表現が分かりやすくてよかったです。

Posted by ブクログ

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