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ヨーガンレールとババグーリを探しにいく 大切なもの、美しいもの、使えるもの
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2009/07/02 |
JAN | 9784569709321 |
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ヨーガンレールとババグーリを探しにいく
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
ものづくりをやる上で、自分が何を大事にしたいのか、彼のものづくりへのこだわりを拝見しながら改めて考えさせられた。地球にやさしいものづくりをしようと改めて整理できた。
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丁寧な暮らしに憧れて清澄のババグーリに行く 身の回りを揃えるだけでも財力がいるようで、今は本で擬似体験
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お友達が貸してくれた本。 「自然が作り出す物に与えられた時間を停止させない。」 手仕事、民藝とか、日本外国などのくくりにとらわれず、「土に還るもの」という揺るぎない意志に正直に、感覚を研ぎ澄ませていたヨーガンレールさん。自然にはかなわない、というある種の諦観を持ちながら、それでも...
お友達が貸してくれた本。 「自然が作り出す物に与えられた時間を停止させない。」 手仕事、民藝とか、日本外国などのくくりにとらわれず、「土に還るもの」という揺るぎない意志に正直に、感覚を研ぎ澄ませていたヨーガンレールさん。自然にはかなわない、というある種の諦観を持ちながら、それでも人工のものを作って行くという矛盾。 「世界中が強すぎてうるさくて仕方がない。」 漆塗の赤木明登さんの文章にとても共感した。 久しぶりに東京に帰ったときの疲労感。それは自分が欲しいもの以外のものが、我先にとぐいぐい私の中に入ってくる感覚だ。久しぶりに新宿の街を歩いていて、その情報量の多さに眩暈がした。見渡した視界には、景色以上に情報が溢れている。耳にも入り込んでくる音たち。こっちを見て。こっちに来て。これを買って。五感のどれかをシャットダウンさせないと、息苦しくなった。東京に住んでいたときには感じたことのなかった感覚は、鳥取の静かな自然と共にある生活が日常化してきた証拠だろうか。 自然に対して、そこまで強いこだわりは持っていなかったけれど、「循環する」「土に還る」という観点を前より少し意識してみようと思った。ババグーリの南部鉄の蚊遣りは今年の夏に向けて是非手に入れたい。 —————————————————— 巷は物にあふれかえっている。あふれかえりながら、物は「我ここにあり」と主張している。その強さがザラザラと僕の琴線に触るのだ。 ———世界中が強すぎてうるさくて仕方がない。そんな人工物の強度を支えているのは、全く自然と対照的な要素だということがわかる。輪郭線を明確に切り取ったような形、荒々しさと言っていいほどの細部の単調さ。そして、何とも気味の悪い時間の停止した感じ。そう人工とは、時間の流れを停止させ、変化をとどめ、ひとつの物に与えられた意味を貫徹することなのだ。 —————————————— 「土に還らないような物は作りたくない」と、何度もヨーガンレールの口から聞いた。 それは、自然が作り出す物に与えられた時間を停止させないという明確な意志にも聞こえる。すべての植物は、光を求めて上昇する意志を有している。ポジティブに求め続けることは、やがて訪れる終焉をも受け入れること、そして限りのない循環の輪の中に入り込むことだ。衣服となる布にしろ、食事に用いる器にしろ、今僕たちが作るべき物があるとしたら、そういう物だろう。
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