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海の都の物語(4) ヴェネツィア共和国の一千年 新潮文庫
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内容紹介 | 1453年、トルコ帝国がコンスタンティノープルを攻め落とし、ビザンチン帝国が滅亡し、東地中海の勢力は一変した。東方での貿易を最大の糧とするヴェネツィアはこの状況にどう対応したのか。さらに西へと勢力を広げようとするトルコ帝国との息を呑む攻防から目が離せない! |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2009/06/27 |
JAN | 9784101181356 |
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海の都の物語(4)
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商品レビュー
4.2
31件のお客様レビュー
4巻はいよいよ宿敵トルコがメーンに。ジェノヴァを倒し地中海に覇を唱えたヴェネツィアは、異教徒ともプラグマティックにビジネスをしてきた。だが、風前の灯だったビザンツ帝国はついにトルコに滅ぼされ、ヴェネツィアとトルコのパワーバランスが変化し、好戦的なスルタン、マホメッド(メフメト)2...
4巻はいよいよ宿敵トルコがメーンに。ジェノヴァを倒し地中海に覇を唱えたヴェネツィアは、異教徒ともプラグマティックにビジネスをしてきた。だが、風前の灯だったビザンツ帝国はついにトルコに滅ぼされ、ヴェネツィアとトルコのパワーバランスが変化し、好戦的なスルタン、マホメッド(メフメト)2世の登場で衝突は避けられなくなる。 キリスト教徒である前にヴェネツィア市民であった彼らはローマ法王の力も借りながら戦いに挑む。ペルシャも絡む。ヴェネツィアにとってアルバニアの英雄スカンデルベグの死は痛かった。世界史で学んだとはいえ、この先の展開が楽しみになる。 後半は当時の新興ビジネスである聖地巡礼旅行の再現。これだけ組織的にビジネスを動かすヴェネツィアはさすが。筆者の描き方もよく、当時の信仰心の篤さと、十字軍が終わってなお平和的なキリスト教とイスラムの交流がこのような形で続いたのかと感心することしきりでした。
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恐怖の大王、オスマントルコのマホメット2世とヴェネチアとの死闘の巻。常勝陸軍国家トルコにビザンチン帝国は滅ぼされ、エーゲ海最大のヴェネチアの拠点、ネグロポンテも奪われ、この時期、キリスト教国家、そしてヴェネチアは完全に劣勢に立たされる。しかし、マホメット2世の死が趨勢を変えるのか...
恐怖の大王、オスマントルコのマホメット2世とヴェネチアとの死闘の巻。常勝陸軍国家トルコにビザンチン帝国は滅ぼされ、エーゲ海最大のヴェネチアの拠点、ネグロポンテも奪われ、この時期、キリスト教国家、そしてヴェネチアは完全に劣勢に立たされる。しかし、マホメット2世の死が趨勢を変えるのか⁈ 後半のサンド・ブラスカの旅行記は当時の世相を感じられ、面白かった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
オスマントルコ、マホメッド2世との戦い。コンスタンティノープルを陥落させた強力な敵。戦と交渉で凌ぐ。 旅行記は当時の様を同時代にいるかのように読めて楽しい。ヴェネチアの歴史のうねりの中で小休止した気分。
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