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海の都の物語(5) ヴェネツィア共和国の一千年 新潮文庫
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海の都の物語(5) ヴェネツィア共和国の一千年 新潮文庫

塩野七生【著】

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海の都の物語(5) ヴェネツィア共和国の一千年 新潮文庫

定価 ¥572

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/06/27
JAN 9784101181363

海の都の物語(5)

¥330

商品レビュー

4

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2026/01/23

【内容】 ヴェネツィアという都市の1000年にわたる歴史の物語、第5巻は大航海時代、そして台頭する東西の大帝国の間を生き抜くヴェネツィアを描く。コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマらが新航路を切り開き始める大航海時代の始まりからレパントの海戦での勝利(1492年〜1571年)まで。 希...

【内容】 ヴェネツィアという都市の1000年にわたる歴史の物語、第5巻は大航海時代、そして台頭する東西の大帝国の間を生き抜くヴェネツィアを描く。コロンブス、ヴァスコ・ダ・ガマらが新航路を切り開き始める大航海時代の始まりからレパントの海戦での勝利(1492年〜1571年)まで。 希望峰回り航路を発見したポルトガルの香辛料交易への参戦は直ちにヴェネツィア経済に影響を与えたものではなかったが、トルコとの戦争等の複合的な影響により確実にヴェネツィアを苦しめる。しかしそんな中でもあくまで現実主義、長期目線での交易に徹することで、17世紀の植民地拡張時代に香辛料の産出地域を直接抑えられるまではヴェネツィアは依然として香辛料交易の主要なプレイヤーであり続けた。 一方で国際政治に目を向けると、西のカルロス1世治世下のスペイン帝国と東のトルコ帝国(オスマン朝)が台頭していた。あくまで都市国家であり人口に大きな差があるヴェネツィアには、独力でこれら国家に抗する力はなかった。時にトルコと戦い、時に西欧諸国から後ろ指を刺されながらも講和を結んでいたが、あくまで帝国主義的拡張政策を止めないトルコに対して教皇、スペインと連合して海戦を挑む。一枚岩でない連合はその準備段階においても手間取ってしまい、プレヴェザの戦いでは敗戦してしまうが、その後レパントの海戦でついに歴史的勝利をおさめトルコの無敵神話を終わらせることに成功する。しかしその勝利を活かして効果的な手を打てない西欧諸国に対してトルコはすぐに海軍力を回復、増強してしまう。ヴェネツィアの苦難の歴史は続く。 合間では16世紀以降のヴェネツィアの毛織物、絹織物、ガラス細工といった工業の発展や、君主国に対抗するヴェネツィア共和国の政治体制についても説明している。 【印象に残った点】 経済的に妥当と思われる価格での安定を計ることで市場の継続と拡大を重視するヴェネツィアの商売姿勢。この姿勢は本シリーズの様々なところで見受けられる。一時の利益に踊らされず持続的発展を重視する商売姿勢は、「三方よし」を是とする近江商人にも通ずるものがあるように思う。対照的なポルトガル商人の顛末もまた興味深い。 「強国とは、戦争も平和も思いのままになる国家のことであります。わがヴェネツィア共和国は、もはや、そのような立場にないことを認めるしかありません。」というヴェネツィアの外交官フランチェスコ ソランツォの言葉。ヴェネツィア人の冷静さと現実主義的な分析力がうかがえる。 【感想】 この辺りからいよいよ歴史も複雑化(残された記録が増えるのでより詳細な情報がわかる)してきて、背景知識がないと理解が難しくなってくるかもしれない。それでもヴェネツィア目線での記述に徹しているため、依然としてわかりやすく読み物としてしっかり面白い。

Posted by ブクログ

2025/05/08

面白い!コンスタンティノープルの戦いをトルコが制していたら、全く違う歴史になっていたかもしれない。小国でありながら海運で繁栄してきたヴェネツィアにも植民地時代が押し寄せる。 島国で内戦をやっていた日本と比べて、諸外国は昔から当たり前にこういう難しい機微を読む外交をやっていたんだよ...

面白い!コンスタンティノープルの戦いをトルコが制していたら、全く違う歴史になっていたかもしれない。小国でありながら海運で繁栄してきたヴェネツィアにも植民地時代が押し寄せる。 島国で内戦をやっていた日本と比べて、諸外国は昔から当たり前にこういう難しい機微を読む外交をやっていたんだよな…。そりゃ敵わないわけだと妙に納得してしまった。 世界各国の年表と俯瞰したい。

Posted by ブクログ

2024/06/08

地図の掲載が極端に少ない5巻。 つまりは戦争の記述が少なく、システムや経済面からヴェネチアがいかに大航海時代、大君主制に立ち回ったかが中心。プレヴェザの戦い、レパントの海戦が最後に待っているが、スペインは、フィリペ二世は何を考えているのか?教科書でレパントの海戦にスペインが勝利し...

地図の掲載が極端に少ない5巻。 つまりは戦争の記述が少なく、システムや経済面からヴェネチアがいかに大航海時代、大君主制に立ち回ったかが中心。プレヴェザの戦い、レパントの海戦が最後に待っているが、スペインは、フィリペ二世は何を考えているのか?教科書でレパントの海戦にスペインが勝利したなどとは烏滸がましくて言えない状況だ。

Posted by ブクログ