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プラスチック・ラブ 創元推理文庫
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プラスチック・ラブ 創元推理文庫

樋口有介(著者)

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プラスチック・ラブ 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2009/06/25
JAN 9784488459123

プラスチック・ラブ

¥330

商品レビュー

3.3

15件のお客様レビュー

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2019/07/25

竹内まりやの代表曲、ではなく、高校生の木村くんが、同級生の女の子に頼られて様々な謎を解くという短編アンソロジー作品。 中学時代の元同級生が、二人乗りバイクの転倒事故で対向のタクシーに轢かれて亡くなった。その同級生はナンパされても連いていくタイプでもなく、重症を負ったライダーに聞...

竹内まりやの代表曲、ではなく、高校生の木村くんが、同級生の女の子に頼られて様々な謎を解くという短編アンソロジー作品。 中学時代の元同級生が、二人乗りバイクの転倒事故で対向のタクシーに轢かれて亡くなった。その同級生はナンパされても連いていくタイプでもなく、重症を負ったライダーに聞いても、様子のおかしなところはなかったという。事故時に何が起こったのか。 片岡義男の作品のように、何らかさえない高校2年生である木村くんは、様々な女子と付き合っていてモテて頼られる。ただ、住んでいる場所、高校、家族構成が作によって違うため、単に木村くんという名前を使った(性格は同じだけど)、別人の話として読むべきであろう。そもそも短編と知らずに読んだので、え、そこで終わるか?という作品も多かった。 ちょうどアニメ映画「君の名は」を見かけた(途中までね)ところなので、あれと同じ世代の話として読めるといえば読めるのだが、思いの外あっさりと謎は解けてしまう。 純文学のたぐいかと、途中うがった読み方をしてみたが、そうでもなくそのまま読めばいい作品であろう。お話としては読みやすい。 登場人物の家庭環境や、放課後の生活、更にはキャラクターの設定までが各作同じようなもので、そこまで同じであれば、もうちょっと長くして、1冊に2~3本程度のボリュームにしたほうが良かったのではないか、などと読んでいたら、いろんな雑誌に依頼された短編だったわけ。 ただ、探偵小説としても青春小説としても、中途半端な印象が残る。女子ウケはしなさそうな作品である。

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2018/01/14

高校生・木村時郎が関与した八つの物語を、季節の移ろいと共に綴る異色の青春ミステリー。 日本には四季があって毎日の景色も変わってくる。日々に同じ顔がないように、人間もそれぞれの個性を持ち、同じ人物も昨日の自分とは違う。木村に関わる人たちの変化は、当たり前と言えば当たり前のことであり...

高校生・木村時郎が関与した八つの物語を、季節の移ろいと共に綴る異色の青春ミステリー。 日本には四季があって毎日の景色も変わってくる。日々に同じ顔がないように、人間もそれぞれの個性を持ち、同じ人物も昨日の自分とは違う。木村に関わる人たちの変化は、当たり前と言えば当たり前のことであり、それをあえて物語にした作者の実験に、やっと時代が追いついた。

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2017/09/03

「木村くん」は、いつも彼を取り巻く彼女たちにひっぱり回されている。 中学から高校までの、閉塞した日常の中でおきるちょっと不可解な出来事たち。 青春モノといえば、甘くて、すっぱくて、やるせなくって、そして少し熱いというのが相場だが、 木村くん自身の、人を見る目の皮肉っぽさ、目線...

「木村くん」は、いつも彼を取り巻く彼女たちにひっぱり回されている。 中学から高校までの、閉塞した日常の中でおきるちょっと不可解な出来事たち。 青春モノといえば、甘くて、すっぱくて、やるせなくって、そして少し熱いというのが相場だが、 木村くん自身の、人を見る目の皮肉っぽさ、目線の乾き具合で、この作品はどこか、ハードボイルドっぽい。 1編だけだけど、柚木草平の登場が嬉しい。

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