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父親 新装版 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/06/30 |
JAN | 9784087464528 |
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商品レビュー
3.7
17件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
化粧品会社に勤める父親-菊次56歳と不倫中の娘の純子の話 遠藤周作は深い河しか読んだことがなかったけど、図書館で気になって手に取ってみて一気読みした。 菊次は戦争を経験し、戦後を経験し、焼け野原のあとの三田キャンパスで学んでいる、けじめを一番大事にしているサラリーマン(遠藤周作って慶應卒なんですね) 一方純子は当時のイマドキの女性(私の親世代?)でけじめなど古い考え方に捉われず、好きなら付き合えばいいじゃないという考え方 純子ワガママすぎない?とは思いつつ、2人のやりとり、父親の悲しみ、娘の思いとかがすごくリアルで、この先純子はどうなるんだろう?と思うとページを読み進める手が止まりませんでした 父が純子に言った「自分の思想や行動が間違っていると信じている者、そのために周りを不幸にしているのに気付かない者を善魔という」という言葉は刺さりました… ほかならぬ恋は応援されないような恋はうまくいかないですね
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
40年前、初読の高校生のときは、交際を申し込んでおいて、結局は振ってしまう妻子持ちの男の振る舞いに、不快感が残っただけだった。 40年経った今、僕は本作を執筆時の遠藤周作氏と、主人公菊次と同年齢(56歳)となった。 僕らの親の世代の10歳位上の世代(=遠藤周作世代)は20歳代の青春を戦禍で過ごし、戦死して行った同胞たちに、「生き延びて自分だけが幸せになるのが申し訳ない」 そんな自責の念を根底に抱えている。 その後、高度経済成長に支えられ、物質的にも豊かになり、人々が価値観の中心に据えるのは、自分個人の幸せや効率の追求となった。 その延長線上の今、毎日の「回転」がどんどん速くなり、そのうち自分は振り落とされてしまうかも、という恐怖がある。 反面、娘を持つ周りの同級生たちは、 「オレの娘は世界一可愛い」 「いや、オレの娘の方が宇宙一可愛い!」 惜しげもなく、親バカぶりを晒し合っている。 平和で微笑ましい限りなのだが、「けじめ」という言葉が死語になりつつあり、仕事に対する矜持が失われ、冒すべきでないという他人に対する境界線・道徳観・自制心が変化してきているのは寂しい限り。
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2022.3.12読了 3.0 時代背景が古く、物語の中盤までなかなか頭に入ってこなく苦戦した。 でも、普遍的なものはあるし、父親の孤独や家族のあり方など色々と考えさせられた。 「善魔」という言葉を忘れずに、肝に銘じたいと思います。
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