名詩の絵本

川口晴美【編】

• 販売会社／発売会社: ナツメ社
• 発売年月日: 2009/07/06
• JAN: 9784816347160

商品レビュー

2023/01/04

　素敵な写真やイラストと一緒に詩や短歌が載っています。 　童謡「かなりや」、「赤い鳥小鳥」は読みながらつい口ずさんでしまいました。

2022/01/29

清少納言から穂村弘まで、かなり幅広い百篇もの作品が集められたアンソロジー。
以前から好きだった谷川俊太郎「朝のリレー」、茨木のり子「自分の感受性くらい」も載っていて、嬉しかったです。

小説も好きだけど、短い言葉で綴られた詩や短歌も想像力が掻き立てられていいなと思いました。誰かの大切な情景、自分の中だけにひっそりと抱えていた思い、強さや潔さ、それらと隣り合わせの淋しさ。

今回読んで新たに好きになった詩
　石垣りん　「表札」「おやすみなさい」
　吉原幸子　「母に」
　辻征夫　「落日ー対話篇」
　高村光太郎　「レモン哀歌」
　永瀬清子　「あけがたにくる人よ」
など。
まだまだ読むたびに心に残る詩が増えそうです。

2021/02/03

　私でも出だしを知っている名詩や、暗唱できる名歌がいくつかあった。
　高校のころ、窓の外の草原が波打っているのを見て担任の先生に、
「誰が風を見たでしょう、って詩を思い出します」
　先生は「ワーズワース」
　お間違えです。本書でロセッティの詩だと判った。