1,800円以上の注文で送料無料

昭和史 戦後篇 1945-1989 平凡社ライブラリー672
  • 中古
  • 書籍
  • 新書
  • 1226-26-01

昭和史 戦後篇 1945-1989 平凡社ライブラリー672

半藤一利【著】

追加する に追加する

昭和史 戦後篇 1945-1989 平凡社ライブラリー672

定価 ¥990

330 定価より660円(66%)おトク

獲得ポイント3P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2009/06/11
JAN 9784582766721

昭和史 戦後篇

¥330

商品レビュー

4.3

106件のお客様レビュー

レビューを投稿

2025/04/08

戦後、憲法の制定から平成に入ってまでの昭和史を語っている。語りの形式なので読みやすいのに、中身は豊富な史料や関係者の取材の裏付けに支えられ内容が深い。「憲法は押しけられたものなので改憲が必要」と雑な発言をする人がいるが、少しはこのような本でも読むべきだと思うな。昭和天皇が憲法の制...

戦後、憲法の制定から平成に入ってまでの昭和史を語っている。語りの形式なので読みやすいのに、中身は豊富な史料や関係者の取材の裏付けに支えられ内容が深い。「憲法は押しけられたものなので改憲が必要」と雑な発言をする人がいるが、少しはこのような本でも読むべきだと思うな。昭和天皇が憲法の制定に関わっていたとも言える考証だけでもかなり面白い。歴史を学ぶのは大切なことだと改めて思う。

Posted by ブクログ

2025/03/12

戦後篇ではGHQによる占領期から現代日本を形作る昭和末期まで語れれている。戦争が良くないことは自明の理であり、かつ日本は敗戦してしまうが、昭和天皇の果たした役割は大きく、戦後復興を成し遂げたリーダーシップは日本人として敬意を表したい。愚かな過ちを繰り返さないためにも歴史に学ぶ事が...

戦後篇ではGHQによる占領期から現代日本を形作る昭和末期まで語れれている。戦争が良くないことは自明の理であり、かつ日本は敗戦してしまうが、昭和天皇の果たした役割は大きく、戦後復興を成し遂げたリーダーシップは日本人として敬意を表したい。愚かな過ちを繰り返さないためにも歴史に学ぶ事が多いにあることに気付かされた。そのために以下の言葉を備忘として記録しておきたい。 今の日本に必要なのは何か? 一つには、無私になれるか。マジメさを取り戻せるか。日本人皆が私を捨てて、もう一度国を新しくつくるために努力と知恵を絞ることができるか。その覚悟を固められるか。 二つめに、小さな箱から出る勇気。自分たちの組織だけを守るとか、組織の論理や慣習に従うとか、小さなところで威張っているのではなく、そこから出ていく勇気があるか。 三つめとして、対極的な展望能力。ものごとを世界的に、地球規模で展望する力があるか。そのためにも大いに勉強することが大事でしょう。 四つめに、他人様に頼らないで、世界に共通する知識や情報をもてるか。 五つめ、「君は功を成せ、われは大事を成す」(吉田松蔭)という悠然たる風格をもつことができるか。

Posted by ブクログ

2025/02/19

・戦後GHQによる占領期~1972年の昭和史を講義形式で説明している本 ・当初GHQは民主化を進めていたが、朝鮮戦争、冷戦があり、日本の軍事化を進めるように方向転換を行っている。 中国、北朝鮮が共産主義陣営へ。大韓民国だけは自由主義陣営だったが手薄。 日本も共産主義陣営に入らない...

・戦後GHQによる占領期~1972年の昭和史を講義形式で説明している本 ・当初GHQは民主化を進めていたが、朝鮮戦争、冷戦があり、日本の軍事化を進めるように方向転換を行っている。 中国、北朝鮮が共産主義陣営へ。大韓民国だけは自由主義陣営だったが手薄。 日本も共産主義陣営に入らないかアメリカは心配し、厳しい占領政策が転換された。 日本をアジアにおける共産主義の進出を抑える防波堤にしたいというねらい。 ・朝鮮半島がなぜ南北に分かれているか? 日本が戦争に負けた後、日本軍を降伏させたのが北半分はソ連軍、南半分はアメリカ軍だったため。 その後、南北統一に向けて話し合うはずが米ソが合意できなかった。 同じ理由でベトナムも南北に分かれたが、のちに統一。 ・昭和20年のミズーリ号上で行ったのは、日本が降伏することを証明する停戦の調印式。賠償金、領土などの問題が決められた。 講和会議を開くまでは日本は連合国の監視下に置かれている国。 講和会議で平和条約を結ぶことによって日本ははじめて独立国として再出発できる。 しかし、占領軍が立ち去ったら誰が日本を守ってくれるのかという心配。 ソ連が入ってきたら大変。 日米の特別な合意のもと日本の防衛をアメリカにお願いする。 これが日米安保。講和条約と同時に調印。 講和条約にソ連、中国は入っていない。全面講和にはならなかった。 ・戦後の首相はやるべきことを決めてそれに取り組んでいる 吉田茂:講和条約、日米安保 鳩山一郎:ソ連国交回復 岸信介:安保改正 池田勇人:経済復興 佐藤栄作:沖縄返還、韓国国交回復 田中角栄:中国国交回復、日本列島改造 ・戦後日本には4つの道があった ①戦前のように天皇陛下を頭に戴き、陸海軍を整備したいわゆる「普通の国」(鳩山、岸、三島由紀夫) ②左翼が主張する社会主義国家 ③軽武装、通商貿易国家(吉田、池田) ④小日本 一切のごたごたに関与しないような文化国家、東洋のスイス 戦後日本は、①を否定、③を完成。 ちきりんの感想がわかりやすい https://chikirin.hatenablog.com/entry/20150729 この本を読むと、日本は③を今現在も貫いているが、もう限界だと感じました。 戦後80年も経ち、いつまでも敗戦国でアメリカの傘の下にいるわけにはいられないなと。 トランプ大統領はアメリカファーストだし。 だとしたら、この本に書かれている①普通の国になるしか道はないのではないでしょうか? 安倍さんはこういうことを目指していたんだなと改めてわかった気がします。 現在の日本は戦後の各総理が掲げていたようなビジョンがないように感じます。 もう少し大きい視野でどういう日本にしていくか考えて伝えて欲しいと思いました。

Posted by ブクログ