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とりかへばや物語 全訳注(2) 夏の巻 講談社学術文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 1978/12/01 |
JAN | 9784061582941 |
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とりかへばや物語 全訳注(2)
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
宰相の中将は、ただの能天気な平安男子です。中納言(女)は、両性の視点から、この男の調子こいてる本心を冷静に冷酷に見切っていて、ゾッとするほどです。
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平安時代後期に成立した作者は不詳の物語です。関白左大臣の2人の子供が、男児は「姫君」として、女児は「若君」として育てられることとなったことから始まる物語です。最近だと「君の名は。 」の着想のヒントになったと話題になっていました。本巻では男装していることが宰相中将にバレた上に姫君中...
平安時代後期に成立した作者は不詳の物語です。関白左大臣の2人の子供が、男児は「姫君」として、女児は「若君」として育てられることとなったことから始まる物語です。最近だと「君の名は。 」の着想のヒントになったと話題になっていました。本巻では男装していることが宰相中将にバレた上に姫君中納言が妊娠してしまうという衝撃の展開が描かれます。最初は「男」としてふるまうことに重きが置かれていたが、本巻では「女」としてふるまっているような描写が多くなっています。どこまでも理性的な姫君中納言に対して、宰相中将の軽薄さが…。
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二巻は、中納言(実は女)と結婚した四の姫が妊娠出産し(相手は宰相中将)、それどころか中納言も妊娠してしまう(これも相手は宰相中将)ところまでが書かれています。男装している女だという秘密がばれてしまった中納言は悩み、死を意識します・・・ かなりハチャメチャなストーリー展開。教科...
二巻は、中納言(実は女)と結婚した四の姫が妊娠出産し(相手は宰相中将)、それどころか中納言も妊娠してしまう(これも相手は宰相中将)ところまでが書かれています。男装している女だという秘密がばれてしまった中納言は悩み、死を意識します・・・ かなりハチャメチャなストーリー展開。教科書ではあまり扱わないわけだよね。 面白かったのが、「鑑賞」のところで訳者が「この章は同じ言葉を繰り返し使いすぎ、文章がヘタ」とか、「こういうシーンは源氏物語であれば、こんな描写で読者を楽しませてくれるのに、ここでは深みがない」みたいな辛口批評がけっこうありました。キビシイな~(笑)
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