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オーガニック・ガーデンのすすめ
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オーガニック・ガーデンのすすめ

曳地トシ, 曳地義治【著】

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オーガニック・ガーデンのすすめ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 創森社
発売年月日 2009/05/20
JAN 9784883402335

オーガニック・ガーデンのすすめ

¥715

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2019/03/02

静岡新聞の記事から、とても参考になるガーデニングのお話が、、、。 少し長いのですが、お付き合いを。 オーガニックガーデンにとって一番大切なのは、土である。 では、土は最初からそこにあったもの? いえいえ、そうじゃありません。 地球上に土が誕生したのは、約4億年前。 土の来歴は、太...

静岡新聞の記事から、とても参考になるガーデニングのお話が、、、。 少し長いのですが、お付き合いを。 オーガニックガーデンにとって一番大切なのは、土である。 では、土は最初からそこにあったもの? いえいえ、そうじゃありません。 地球上に土が誕生したのは、約4億年前。 土の来歴は、太古の海辺にさかのぼる。 最初、海から上陸した地衣類は、硬い岩の割れ目に入り込み、そこで微生物が活動して土が作られ始めたとされている。 土は一年間に0.5ミリから1ミリほどしか堆積しないそうだ。 枯れ葉や動物の排泄物、死骸などが積もり、それを土壌微生物が有機物から無機物に分解し,植物が利用出来る土になるのだ。 化学肥料は植物に直接的に栄養を与えるが,それに含まれる硫酸などの化合物が土壌微生物にダメージを与える。 殺虫剤などの農薬も土壌微生物を殺してしまう。 その例が,インドで行われた「緑の革命」と呼ばれる 欧米主導の近代農業だ.この食料増産計画を検証した本 「緑の革命とその暴力」によると、大量に投与された化学肥料や農薬によって,最初は収穫量が格段に上がった.だが,数年経つと病虫害がはびこり、収穫は落ち,最後には大地は砂漠化し、作物どころか,雑草も殆ど生えなくなったという。 このように、,化学肥料や農薬を使う事は生物によって 作られてきた土の歴史を断ち切ることになる。 土があれば,まず生えて来るのが雑草だ。 厄介者だと嫌われるが,良く観察すると その土が必要としている植物が生えてくると分かる。 酸性にかたよった土地であれば, まずスギナが生える事で土壌微生物が活性化して 酸性土壌が改善されていくのだ。 踏みしめられた所、乾燥しているか湿気の多い所、 陽当たりが良い所と悪い所、それぞれの土に適した草が葉を茂らせ根を張り、土壌生物達が活発に活動出来る環境を整え、少しずつ土を改善していってくれる。 それに伴い,雑草のラインナップも,毎年少しずつ違ってくるから面白い。 オーガニックガーデンでは,生命力溢れる土が多様な生き物達を育んでいる.そんな小さな庭の営みがこの「命の惑星.地球」を支えてくれるのかもしれない. (曳地トシ~オーガニックガーデンプランナー)

Posted by ブクログ

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