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大穴 ハヤカワ文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 1976/04/30 |
| JAN | 9784150707026 |
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大穴
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商品レビュー
4.1
27件のお客様レビュー
イギリスの作家ディック・フランシスの長篇ミステリ作品『大穴(原題:Odds Against)』を読みました。 ディック・フランシスの作品は4年前に読了した『再起』以来なので、久しぶりですね。 -----story------------- 〔競馬シリーズ〕 探偵社の調査員ハレー...
イギリスの作家ディック・フランシスの長篇ミステリ作品『大穴(原題:Odds Against)』を読みました。 ディック・フランシスの作品は4年前に読了した『再起』以来なので、久しぶりですね。 -----story------------- 〔競馬シリーズ〕 探偵社の調査員ハレーは脇腹に喰いこんだ弾丸のおかげで生き返った! かつて障害騎手だった彼は、事故で騎手生活を絶たれた瞬間から、死人も同然だったのだ。 だが今や胸の中に怒りが燃えあがってきた! 傷の癒えたハレーは、競馬界にうごめく黒い陰謀に敢然と挑戦していった! 解説 平尾圭吾 ----------------------- 1965年(昭和40年)に発表された競馬シリーズの第4作にあたる作品……シッド・ハレーの初登場作品です。 ラドナー探偵社の調査員シッド・ハレーは、脇腹に喰いこんだ鉛の弾丸のおかげで生き返った……かつて一流の騎手だったハレーは、レース中に腕を負傷して騎手生命を絶たれ死人も同然だったのだ、、、 だが、いま彼の胸に怒りが燃え上がってきた! 彼を撃った男は誰に頼まれたのか、その黒幕は何をたくらんでいるのか? 傷の癒えたハレーは過去への未練を断ち切り競馬界にうごめく陰謀に敢然と挑戦していった! シリーズ代表作 元騎手の調査員シッド・ハレーの初登場作ということで、シリーズの出発点を味わえるはずだと期待していたのですが、人物の相関がつかみにくく、物語に集中しきれないまま読み終えてしまいました……本作は、元騎手で現在は民間調査会社に所属するシッド・ハレーが、競馬界の不正をめぐる陰謀に巻き込まれていくという筋立てで、ディック・フランシスらしい競馬界の描写や、シッドの冷静さと脆さが同居するキャラクター造形には魅力を感じました、、、 しかし、登場人物の関係性が序盤から複雑に入り組んでおり、誰がどの立場で、どの思惑を抱えているのかを把握するまでに時間がかかるうえに、その状態のまま物語がテンポよく進んでいくため、読みながら頭の整理が追いつかず、気持ちが物語に深く入り込む前にページが進んでしまう感覚がありましたね……負傷によるキャリアの喪失、過去への悔恨、そして不正を前にした揺るぎない姿勢等、シッド・ハレーというキャラクターの魅力は垣間見えるのですが、結果として、期待していたほどの没入感が得られず、どこか物足りなさが残る一冊でした。
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シド・ハーレー第一弾。 冴えない探偵見習いのような元障害レース騎手の主人公が活躍するミステリー。ミステリーだが、実質的にはハードボイルドもの。
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高校生のころ読んで以来の再読。 主人公シッド・ハレーの名まえをかろうじて覚えている程度。 最近『利腕』を読んで前日譚の本書が気になった。 50年近く前の作品であるだけに現代との違いを強く意識しながら読んだ。 携帯電話のない時代、外へ出てしまったあとの連絡の取り方やオフィスにいても...
高校生のころ読んで以来の再読。 主人公シッド・ハレーの名まえをかろうじて覚えている程度。 最近『利腕』を読んで前日譚の本書が気になった。 50年近く前の作品であるだけに現代との違いを強く意識しながら読んだ。 携帯電話のない時代、外へ出てしまったあとの連絡の取り方やオフィスにいても 回線が少なく電話をするのに回線の空きを待たなければいけないインフラ環境。 急ぎのレポートを社内で手渡しするだけのためにいる坊やなど、そのころすでに 生まれていた私から見ても、なにか戦前のストーリーのように思えて見えた。 現代の多くの人が感じている生きづらさの理由が我々の身体の態勢が環境変化のスピードについていけないからじゃないかと妙に納得してしまった。 そして、現代のミステリやアクションものを読みなれている小生としては、シッド・ハレーの反応がまどろっこしく、もっとスピーディに動けないのかと何度も思った。 しかし、考えてみると実際にトラブルにあったり暴力を振るわれたりしたときのリアクションはシッド・ハレーのレベルではないだろう。その意味では身近なヒーローが何度も恐怖におびえながら、それに打ち勝っていくリアルミステリとしての価値がシッド・ハレーのシリーズにはあるのだと思う。現代のアクション小説には失われている生身の人間の恐怖や怒りをリアルに展開した必読の一冊。
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