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失われた薔薇
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失われた薔薇

セルダルオズカン【著】, 吉田利子【訳】

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失われた薔薇

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ヴィレッジブックス
発売年月日 2009/05/20
JAN 9784863320512

失われた薔薇

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商品レビュー

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2009/06/16

もしくは忙中閑あり! 面白いものに出逢いました。 このカヴァーデザインと「トルコから届いた……」との但し書き、そして「『アルケミスト』や『星の王子さま』が好きならば、この物語もきっと好きになる」との帯、プロローグの最初が「エフェソス!」の一言……。 何はともあれ、これは先ず読まな...

もしくは忙中閑あり! 面白いものに出逢いました。 このカヴァーデザインと「トルコから届いた……」との但し書き、そして「『アルケミスト』や『星の王子さま』が好きならば、この物語もきっと好きになる」との帯、プロローグの最初が「エフェソス!」の一言……。 何はともあれ、これは先ず読まないわけにはいかないでしょう。 詳しい感想は、改めてちゃんと綴りますね。 ダイアナとメアリ。あぁそうか、アルテミスとマリーア、つまりギリシアとヘブライ、ソクラテスとパウロ、……。 そこに、『星の王子さま』の薔薇の花(の香り)が絡みます。 まさしく、トルコ生まれの著者、ならではの物語でしょう。 母と娘、姉と妹の物語としても、とても面白く読み進めました。 けれども、だからこそ。 「スピリチュアル文学」とか「謎解きミステリー」とか「人間の真実を教える寓話」とか「どんでん返し」といった文言を連ねるのは止めませんか(その意味では、訳者および出版元にはちょいと異論あり)? さらにまた、おそらく作者が意図したであろう「深み」にまでは、この翻訳は必ずしも達していないのではなかろうか??? 詳しいことは、だからまた、日を改めて。 最初に書かれた原語(2003年)は無理としても、せめて著者自身になる英訳(2006年)までは遡ってみたいものだ、と思いました。「本気の感想」は、それから綴ります。だけどね、これだけ並べただけでも「売れそう」な気がするぅ〜〜?それはつまり、慶事だと思うのです(種子は、きっと、たくさん蒔かれるほうがいい)。 セルダル・オズカンという名前(1975年生まれの男性ということも)、憶えておくことにします。 とにかく、久方ぶりに「翻訳ものの新刊本」によって1冊分楽しんだから、真っ先にご報告したいと思ったのです。 附記.この本の書体の遣い分けは、とてもいい。フォントを混在させるとしたら、こういうのを「程がいい」と言うのだと思います。造作、表紙、帯、等々ともに、「この本全体の佇まい」に関して、訳者および出版元に対してこの点は、大いに高く評価します。

Posted by ブクログ

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