- 中古
- 書籍
- 書籍
アートを通した言語表現 美術と言葉と私の関係 河合ブックレット
定価 ¥825
440円 定価より385円(46%)おトク
獲得ポイント4P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河合文化教育研究所/河合出版 |
発売年月日 | 2009/05/20 |
JAN | 9784777204601 |
- 書籍
- 書籍
アートを通した言語表現
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
アートを通した言語表現
¥440
在庫なし
商品レビュー
3
1件のお客様レビュー
宮迫千鶴。恥ずかしながら、ポップアート界隈の美術評論家だろうと高を括り、古書で見かけては名のみ知るに留めていた人で、画家であることもあまり認識していなかったし、谷川晃一と共同生活をしていたことも、本書末尾の谷川自身の解説で知った。この本は、宮迫千鶴が自身 の半生について述べた講演...
宮迫千鶴。恥ずかしながら、ポップアート界隈の美術評論家だろうと高を括り、古書で見かけては名のみ知るに留めていた人で、画家であることもあまり認識していなかったし、谷川晃一と共同生活をしていたことも、本書末尾の谷川自身の解説で知った。この本は、宮迫千鶴が自身 の半生について述べた講演録である。ヘッセの『デミアン』が目次に見えたので気になって買ってみたのだが、幼い子どものころに親が離婚した宮迫は、中学からカトリック系女学院に入学、離婚は罪だと教える学校生活で懊悩する日々などを語っている。芸術家に珍しく、アートには「遅い目覚め」だったこと、文学など言葉へのこだわり深く、終生、本を手放さない言葉とアートを「天秤」にかける人だったようである。本書は講演ものとはいえ、認識の正確さ、話の運びの折り目正しさが見られ、宮迫の言葉に対するこだわりはある程度、看取できる。処女評論集という『海・オブジェ・反機能』(深夜叢書社)から読んでみよう、という気になった。
Posted by