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夏の階段 ピュアフル文庫
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夏の階段 ピュアフル文庫

梨屋アリエ【著】

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夏の階段 ピュアフル文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ジャイブ
発売年月日 2009/05/17
JAN 9784861766626

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商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

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2020/10/07

この本は登場人物が共通する5つの短編で構成されており、それぞれの短編で主人公が異なっている。 5人の主人公はそれぞれに抱えている悩みがあり、思春期の少年少女の心の動きがとてもリアルに描かれている。 また、それぞれの悩みから起こる出来事に対する反応が人物によって異なる様子がわかって...

この本は登場人物が共通する5つの短編で構成されており、それぞれの短編で主人公が異なっている。 5人の主人公はそれぞれに抱えている悩みがあり、思春期の少年少女の心の動きがとてもリアルに描かれている。 また、それぞれの悩みから起こる出来事に対する反応が人物によって異なる様子がわかっておもしろい。 ただ、この本では主人公たちの悩みがすべて解決されるわけではない。 ハッピーエンドにもバッドエンドにもならず、ふわふわと宙に浮いたままというのは、とてもリアルではある。 きっと主人公たちが大人になるにつれて、思春期の悩みなんて自然と気にならなくなるものだろう。 けれど、物語としてはどこか物足りない。 私の好みとは少しずれていた。 それでも、気になる言葉があったので紹介しようと思う。  「誤解と嘘の言い訳ががっちりはまって、世の中は動いているのかもしれないな」 人と人が関わる上で、コミュニケーションのノイズは避けられないし、本音を言えないことも多い。その結果、事態が思いがけない方向に動いて行ってしまうことがある。 私自身、少し見栄を張ったせいですべてを台無しにしてしまったという経験があったために、この言葉が身に沁みて感じられた。 同時に、もし誤解も嘘もなければ事態は好転していただろうか、とも考えさせられてしまった。

Posted by ブクログ

2014/04/17

アンソロジー『手紙。』に入っていた「雲の規格」を含む5篇をまとめた『夏の階段』という本があるとおしえてもらって、借りてきて読む。巴波川(うずまがわ)高校を舞台に、5人の視点でそれぞれ物語が書かれている。 疾風怒濤のとしごろ、多かれ少なかれ学校で見せている顔とは違う自分があって...

アンソロジー『手紙。』に入っていた「雲の規格」を含む5篇をまとめた『夏の階段』という本があるとおしえてもらって、借りてきて読む。巴波川(うずまがわ)高校を舞台に、5人の視点でそれぞれ物語が書かれている。 疾風怒濤のとしごろ、多かれ少なかれ学校で見せている顔とは違う自分があって、そのズレに悩んだり、同級生には見られまいとしたり、自分は誤解されていると思ったり…している。 といっても、同級生がそんなに周りのことを見ているかというと、みんな自分のことでいっぱいいっぱいで、そうでもなかったりするのだ。大人になったら、なんであんなことで悩んでたんやろ…というようなところで、いらいらし、どきどきし、はらはらしている。 そして、視点が変わると、同じ人物の印象もずいぶん変わる。「雲の規格」でポエミー緑川として出てきた千映見も、河野健治が友人としてつるんでる福田も、河野視点を離れてみると、違うたたずまいが見えてくる。 そういう落差をとりわけ感じたのは、遠藤珠生だ。前から順に、視点の異なる物語を読んできて、5本めが書き下ろしの遠藤視点の話。他の章に比べて長い。 能天気な、目立つ女子。明るいイイコ。やや空気読めない系。遠藤に対して、私がばくぜんと抱いた印象は、本人の語りでは、どうも全然違うのだった。 高校生のころを、ぼんやりと振り返って、私が「こんな人だろう」と思っていた、あの人やこの人は、もしかしたら全然違ったのかもしれへんなーと、急に気づいた感じ。たぶんその逆もあるのだろうなと、いまさら思う。 (4/15了)

Posted by ブクログ

2013/01/10

とっても楽しかった。 色んなキャラクターからの目線でつづられていくのだけれど そのたびにどんどん話が奥深くに掘られていって、 本当に最後はすごく心に残るようなお話に展開した。 最初は著者のアリエさんは連載モノのつもりはなかったようだけど でも本当に素敵な展開を繰り広げてしまったか...

とっても楽しかった。 色んなキャラクターからの目線でつづられていくのだけれど そのたびにどんどん話が奥深くに掘られていって、 本当に最後はすごく心に残るようなお話に展開した。 最初は著者のアリエさんは連載モノのつもりはなかったようだけど でも本当に素敵な展開を繰り広げてしまったかんじです。 1人、とても共感できる女の子がいて、読んでいてとてもふわふわ 言葉でいえないような気持ちになった。 沢山のキャラクターの目線で描かれ、物語が中へ中へと入っていくから 読んでいて、発掘しているような、とてもおもしろい気持ちになります。

Posted by ブクログ

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