ディズニーランドの空間科学 夢と魔法の王国のつくり方

山口有次【著】

• 販売会社／発売会社: 学文社
• 発売年月日: 2009/04/20
• JAN: 9784762019470

商品レビュー

2024/01/12

▼配架・貸出状況
https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00431995

2021/04/11

ディズニーランドには、おもてなしのための工夫が詰まっている。
大きいものから小さいものまで、それは数えきれないぐらいある。
その積算が人には魔法のように感じるのかなと思いました。

（以下抜粋。○：完全抜粋、●：簡略抜粋）
○パーク外から大規模な施設が見えたことにより、66.7%が「何となく気持ちがワクワクした」と答えている。（P.23）
○アトラクションどうしの距離感が近すぎると、ひとつのアトラクションを楽しんだ余韻に浸ることができない。（P.39）
○90%以上のアトラクションが、他のアトラクションと視覚的な連続性を持っており、その範囲は同じテーマランドのなかに限られることがわかった。（P.43）
○操作性が最も良いとされる、進行方向に対して進入角を60°に設定している（図1-9-2）。それにより、駐車台数は若干経ることになっても、トラブルの起こりにくい駐車スペース配置を優先させているのである。（P.107）
○熱烈なファンの間にこの情報が広がると、健常者もこれを悪用するようになった。（P.153）

2011/09/28

1章を中心に読んだ．「ディズニーランドでは左回りの回遊特性を"散らす"ための工夫が随所にされている」「ディズニーランドの洗面台には鏡が無い(トイレの出口付近にはある)」など，トリビア的要素が多く，楽しめた．

私自身は興味が無かったので読み飛ばしたが，バリアフリー(2章)や色彩分析(4章)などの章も設けているのがユニークだ．