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最終目的地 新潮クレスト・ブックス
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最終目的地 新潮クレスト・ブックス

ピーター・キャメロン(著者), 岩本正恵(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2009/04/30
JAN 9784105900755

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最終目的地

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2026/01/24

ウルグアイの小さな村オチョス・リオスに住む、物故した作家の妻キャロライン、作家の愛人アーデンと娘、作家の兄アダムと恋人ピート。彼等は、自分の人生=最終目的地を思い定めて 「人生なんて、どこかよその、ほかの人たちのところで起きていると思って」 生きてきた。しかし、亡き作家の伝記を書...

ウルグアイの小さな村オチョス・リオスに住む、物故した作家の妻キャロライン、作家の愛人アーデンと娘、作家の兄アダムと恋人ピート。彼等は、自分の人生=最終目的地を思い定めて 「人生なんて、どこかよその、ほかの人たちのところで起きていると思って」 生きてきた。しかし、亡き作家の伝記を書くために訪れたオマーの訪問を機に、彼らの決意が揺らいでいく。  薄皮一枚のところで平和を保っていた人間関係が、今までの事情を全く知らない第三者・オマーの登場で揺らいでいく様子が、ユーモアを交えて描かれる。ずばずばと人の傷を切り裂いていくアダム。そんな彼の真意を言わずとも察する若者ピート。誰に対しても頑なに振る舞うキャロライン。子供もいるのにどこか危なっかしいアーデン。奨学金がかかっているのに、伝記執筆の公認を得ることに積極的になれないオマー。頼りないオマーをたきつける恋人ディアドラ。コアの登場人物が少なく、個々の性格が丹念に描かれている。曲者のきわめつけはアダムだ。訪ねてきたオマーが 「ミスターグントでいらっしゃいますか?」 と聞くと、「そうです。」とひとこと返すかわりに、 「これまでもそうだったし、これからもずっとそうでありつづけるようだな。その運命を避けようと努めているのだがね。」 と述べ、更にはカフカの『変身』を引き合いに出して 「目覚めたら虫になっていたとしたら、まったくよろこばしい」 とまで言う。言葉数は多いが、本心はめったに口にしない。  登場人物たちは、当初の最終目的地から、それぞれ思いもよらなかった場所に辿りつく。アダムも例外ではない。気のきいた台詞を口にするのか、それとも本心を吐露するのか。その答えはぜひ本作で確かめてみて欲しい。

Posted by ブクログ

2023/11/21

2023/11/23読了。ミステリーや歴史好きの私だが 最近はこう言った心に何か余韻が残る小説を読むとほっとする。作家はアメリカ生まれのピーター・キャメロン。『最終目的地』人生最後に辿り着く作品と思いきや…こが最終目的地だと思っていても、いつまた新しい旅が始まるかも知れない。 だ...

2023/11/23読了。ミステリーや歴史好きの私だが 最近はこう言った心に何か余韻が残る小説を読むとほっとする。作家はアメリカ生まれのピーター・キャメロン。『最終目的地』人生最後に辿り着く作品と思いきや…こが最終目的地だと思っていても、いつまた新しい旅が始まるかも知れない。 だれでも、いくつになっても、あらたな目的地が見つかる可能性はつねにある。かたくななこころを開いてその可能性に飛び込むことは、生きることを楽しむのと道義だ-そんな希望と祝福に満ちたメッセージが、この題名には隠されているように思います。訳者あとがき。それもある種の人生におけるミステリーなのかも。読後感は悪くはなかった。文体も繊細で読みやすかった。

Posted by ブクログ

2021/05/14

ウルグアイの町から離れた自然な中で静かに暮らす作家の家族。そこへ伝記を書く許可を得るため、青年が現れる。そこで静かに恋が始まり、別れと旅立ちの種が播かれる。登場人物のそれぞれの関係が特殊で思いやりか意地悪かないまぜになった心情でがんじがらめになっているところが、ほどけていく。最終...

ウルグアイの町から離れた自然な中で静かに暮らす作家の家族。そこへ伝記を書く許可を得るため、青年が現れる。そこで静かに恋が始まり、別れと旅立ちの種が播かれる。登場人物のそれぞれの関係が特殊で思いやりか意地悪かないまぜになった心情でがんじがらめになっているところが、ほどけていく。最終目的地に向かって。 久しぶりに物語世界に堪能しました。

Posted by ブクログ

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