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渚にて 人類最後の日 人類最後の日 創元SF文庫

ネビル・シュート(著者), 佐藤龍雄(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2009/04/30
JAN 9784488616038

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商品レビュー

4.3

66件のお客様レビュー

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2024/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終末を迎えた人々の生き方。 人間の尊厳を保った最期というべきか。 淡々とした静けさが好もしい。 人は必ず死ぬことは決まっているわけで、その時がわかった場合どうするか、と。残念ながら自暴自棄になるほど未来に希望をもたない身としては、本書の主要登場人物たちと同じく、その日まで普通に(普通って何?とも思うが)、静かに生きるのみと思う。

Posted by ブクログ

2024/04/30

きっといい作品なんだろうと思うけど、この新訳版が著者(訳者ではない)の意図を正確に汲み取れているのか大きな疑義があり、あえて感想は書かない。 理由は以下の通り。 まず、読み始めて違和感を覚えた箇所がいくつもあった。バイクが急に自転車に変わっていたりとか、別の潜水艦の艦長だったは...

きっといい作品なんだろうと思うけど、この新訳版が著者(訳者ではない)の意図を正確に汲み取れているのか大きな疑義があり、あえて感想は書かない。 理由は以下の通り。 まず、読み始めて違和感を覚えた箇所がいくつもあった。バイクが急に自転車に変わっていたりとか、別の潜水艦の艦長だったはずのタワーズがいつの間にかスコーピオンの艦長になっていたりとか。 きっと細部を詰めないお話なんだろうと判断して以降はあまり気にしないように読んでいたんだけど、ネットで調べてみたら旧訳から変更したり追加したりした部分が間違いだらけでおかしくなってしまっているようだ。 例えば上記のバイクの部分は「bicycle」を「バイク」と訳しているからなんだって。マジかよ。中学英語の最初期に出てくる単語だぞ確か。 当然ながら旧訳はそのあたりの間違いは無いようだ。創元の校閲は新旧訳文の差異比較と変更箇所の妥当性チェックってやらないのか? 次に、文庫裏表紙や帯などにあるあらすじの要約がおかしい。いや間違ったことが書いてあるわけではないんだけど、主題じゃないでしょこれ。 自分はこれが頭にあったので、特に前半、登場人物たちの日常が描かれる部分について、本筋と関係ないんじゃないの?といった印象で、非常にかったるく思えて流し読み気味だったんだけど、このストーリーでこの結末なのであればそれなりに意味のある描写なんだよなこれ。 まあ決めつけた自分が悪いと言われたらそれまでなんだけど、ミスリードに引っかかったモヤモヤが残ってどうにも読後感が良くないんだなこれが。 とりあえず東京創元社さん、創元SF文庫60周年フェアとやらで大々的にこの新訳版を売り出しているけど、やらなきゃいけないのは仕切り直してもう一回新たな新訳版を出すことだと思いますよ。いかがですか。

Posted by ブクログ

2024/04/24

ネヴィル・シュート(1899~1960年)は、英ロンドンで生まれ、オックスフォード大学卒業後、航空工学者として働く傍ら、小説を執筆し、生涯で24冊の作品を出版した。 その作品は、自らのキャリア・体験に基づいた、航空業界、ヨット、戦争などをテーマとしたものが多く、代表作と言われる、...

ネヴィル・シュート(1899~1960年)は、英ロンドンで生まれ、オックスフォード大学卒業後、航空工学者として働く傍ら、小説を執筆し、生涯で24冊の作品を出版した。 その作品は、自らのキャリア・体験に基づいた、航空業界、ヨット、戦争などをテーマとしたものが多く、代表作と言われる、近未来を扱った『渚にて』(原題『On the Beach』)(1957年)は、特異な作品である。 私はよく本を読む方だが、ノンフィクション系の本が多く、SFや近未来を扱った小説では、『1984年』、『すばらしい新世界』、『華氏451度』、『2001年宇宙の旅』、『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、『星を継ぐもの』、『日本沈没』、『復活の日』等、超有名作しか読んだことはないのだが、本作品については、以前より気になっており、今般読んでみた。 読み終えて、まず感じたのは、小松左京の『復活の日』(1964年)との類似性(と違い)である。読後にネットで調べたところ、やはり『復活の日』は本作品を下敷きにしているとのことだが(本書の帯にも小松左京がコメントを書いている)、決定的に異なる結末を用意しながらも、両者のメッセージは同じものである。 そのメッセージとは、世界を敵味方なく滅亡させる核兵器や生物兵器(『復活の日』での滅亡のきっかけは、兵器として研究開発されていたウイルス)の愚かさであるが、近年の、ロシアのウクライナ侵攻や、ハマスのイスラエル攻撃とイスラエルのガザ侵攻に伴う中東の緊張感の高まり、北朝鮮の核兵器開発、中国の軍事力強大化等を見ると、そのリスク・脅威は全く変わっていないと思われる。第二次世界大戦後に作られた「世界終末時計」は、アメリカと(当時)ソ連が水爆実験に成功した1953年に「2分前」まで進んだ後、東西冷戦の終結等により1991年には「17分前」まで戻されたが、その後再び針は進み、2024年現在「1分30秒前」を指しているという。 更に、半世紀前と異なる点として、気候問題や環境問題、食料問題等、中長期的な観点から、人類の滅亡に繋がり得るリスクが増大していることがある。敷衍するならば、AIの進化や遺伝子工学の進歩も、人類(いわゆるホモ・サピエンス)を人類で無くしてしまうリスクを孕んでいると言えるだろう。「世界終末時計」も、現在では、そのファクターとして、(核)戦争だけでなく、気候変動や新型コロナ感染症蔓延を織り込んでいるのだ。 本作品では、人類の滅亡に直面した人々が、パニックに陥ることなく、それまでと変わらない日々を愉しみ、(穏やかに)最期を迎えることが、強く印象に残るのだが、それはおそらく、「破滅に直面してなお人には守るべきものがある。人は気高い存在であるべきなのだ。」という著者のもう一つのメッセージなのだ。(解説で小説家の鏡明もそう書いている) 様々な意味で未来への分岐点にいる今、改めて読む意味のある名作といえよう。 (2024年4月了)

Posted by ブクログ

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