早起きは「3億」の徳

哀川翔【著】

• 販売会社／発売会社: 東邦出版
• 発売年月日: 2009/05/08
• JAN: 9784809407857

商品レビュー

2022/03/01

早起きしたくて買いましたが、ノウハウなどが書かれているタイプの本では有りません。もちろんそれを期待して買ったのではないのでそこは想定内です。

俺はこうだからこうやれば良いんだよ！という形です。
早起きを切り口とした哀川翔の人生哲学やライフスタイルの自分語りとなっています。タレントの裏話的な読み物としても楽しめます。ガキ大将的な生き方も垣間見れるし武勇伝みたいなものもあり、ちょっとお腹いっぱいな感じもありますがそこはご愛嬌。

とにかく人生を楽しむ人なんだなというのが伝わってきます。だから朝早く起きるんでしょう。楽しいことがなけりゃ起きるのも辛い。

このバイタリティ、エネルギー、おそらく真似しようと思っても出来ないでしょう。
ただこういう人もいるんだな、と思えたらちょっと自分もやってみたくなる。そういう効果があると思います。

2021/05/05

哀川さんにのことをストイックだと思ったし、一方で実際にやってみるとストイックと思ってやってないんだろうなと思い　わたしもその段階に行けるようになりたいと思った。習慣化してしまえば今私が思っているよりも楽に早起きができると思うし、徳が多いのだろう。
哀川さんの話し言葉のような形で書かれていて面白かったし、こういう考え方の人を人生のパートナーにしたいと思った。

2017/05/07

【再読 2020.5.5】
久しぶりに読みたくなって本棚から引っ張り出した。読みやすい本なので熟読しても2時間もあれば十分通読できる。　ひたすらに「早起き」の効用を説いた本。哀川氏本人が早起きのおかげで生まれた時間を使って具体的に何をしているか、継続することで人生にどのようなプラス影響が出たかを詳述してくれているので現実味があってマネしたくなる。早起き以外でも、例えば夫婦仲や子供の育て方といった家族との関わり方、仕事への向き合い方なんかも書かれていて参考になる部分は多い。夏休みに連日海に遊びに行って30日目で先に子供がバテたというエピソードはとても面白い。

【以前の感想】
かなり口語的。哀川さんが誰か（編集者とか）に語ったの内容をそのまま文字起こししたような感じに見える。
哀川さんは２０時に寝て翌朝４時に起きるという生活サイクルを推奨されているけど、掲載されている３０日の実際のタイムテーブルを見ると２１時までに就寝できた日はおよそ３分の１となる８日だった。寝床に入る時間は仕事や付き合いの関係で常に同じにできなくても、起きる時間は遅くとも５時台には活動を開始されていた。
「時間がない」が口癖になってる人は一度読んでみると良い。仕事と家族（妻と５人の子）と、それとたくさんの趣味に哀川さんがどのように時間を工面して取り組んでいるのかがよくわかる。