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おとうさん
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 童話屋 |
発売年月日 | 2009/04/16 |
JAN | 9784887470910 |
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おとうさん
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商品レビュー
3.7
4件のお客様レビュー
『ぼくには とうさんはいない ぼくが うまれたとき とうさんは もういなかった』 本書は、そんな「ぼく」が母さんから聞いた話を元にした、もし生きていたら、こんな父さんだということを想像していく絵本です。 父さんもひとりの人間であり、そこには、様々な一面が垣間見える。...
『ぼくには とうさんはいない ぼくが うまれたとき とうさんは もういなかった』 本書は、そんな「ぼく」が母さんから聞いた話を元にした、もし生きていたら、こんな父さんだということを想像していく絵本です。 父さんもひとりの人間であり、そこには、様々な一面が垣間見える。 「きょうも いいひだ。しっかりやろう!」 あめのひも、かぜのひも とうさんは おなじことを いって ぼくが みえなくなるまで てをふる とうさんは だまって かあさんに のみものを つくる。 「あいしてる」 なんて いわないけど。 とうさんの あとかたづけは まるで さらまわしの きょくげいだ。 みんな ハラハラ ドキドキする。 とうさんは ともだちのまえで ぼくを からかったり、 けなしたりしない。 「しごとは まいにちが ぼうけんさ」 「そうですか。なにかわけがあったのでしょう。 こどもに きいてみます」 だから どんなときでも 「どうしたの?」 「なにか あったのか?」 ときいてくれる。 とうさんは なんども うなずく。 「そうやって はなすことで おまえは もうじゅうぶんに ばつをうけているのだよ」 「にんげんは ほんきで なぐったり、ころしあったりする」 とうさんは かなしそうにいう。 ベン・シェクターの絵は、飾り気の無い、普段のありのままの姿を描いているようで、それが却って、父さんの飾らない、でも、とても忘れることのできない温かみと優しさが毎日を連なっていく、そんな普遍的素晴らしさを、さり気なく描いている点に、何気ない生活の幸せを支えてくれていることが、よく分かる。 また、シャーロット・ゾロトウの作品には家族の絆を描いたものが多く、それは現代の多様な価値観に基づく家族像と異なるものもあるのかもしれないが、それでも変わらないものだってあるということ、それは子どもが伸び伸びと健やかに成長していくことを、時には助け、時には信じて見守る、親と子の信頼の力が生み出す素晴らしさは、何物にも代え難いものであるということを教えてくれて、こんな父さんがいてくれれれば、きっとぼくの未来も素敵なものになるのだろう。 と思ったが、これがぼくの想像であることに改めて気付いた瞬間、ハッとさせられるものがあり、ぼくが、あまりにも楽しそうに父さんとの日々を長く描いていたので、つい真実味を帯びたものと感じられたことに胸を締め付けるものがあり、こんなにもぼくは、父さんのことを愛しく感じていたのだということを痛感させられる。 しかし、そんなぼくに母さんが優しく教えてくれた一言は、ぼくにとって未来を生きていくための大きな希望の灯となり、それは原題の『A Father Like That』にも表れた、大切な人の死と如何に向き合い、そして、前を向いて歩いて行くのかを教えてくれた作品でもあったのです。
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〝僕には父さんはいない。 僕が生まれた時 父さんは もういなかった〟母さんは言った「父さんは 男らしく りっぱだった」と。もし 生きていれば こんな父さんだと 僕は母さん話しはじめた・・〝父さんは 何処へいったの?〟母さんは おもい口を ひらいた 「父さんは 戦争で死んだの」 僕...
〝僕には父さんはいない。 僕が生まれた時 父さんは もういなかった〟母さんは言った「父さんは 男らしく りっぱだった」と。もし 生きていれば こんな父さんだと 僕は母さん話しはじめた・・〝父さんは 何処へいったの?〟母さんは おもい口を ひらいた 「父さんは 戦争で死んだの」 僕は泣いた。 父さんが 生きていたら どんなに 嬉しかっただろう。 母さんは 僕を抱いて「父さんは ほら ここにいるわ。 あなたが 未来の 父さん。 いま 話してくれたとおりの 父さんに きっとなれるわ」・・切なく心にしみる絵本。
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戦争で死んだことになっているお父さんについて 息子に聞かせる話 良かったフレーズ 「子供がすることには何か理由があるその理由をしっかり聞く」 「失敗した時、僕は父さん正直に話す。話しているうちに何が悪かったのかはっきりわかる。」 「そうやって話すことでお前はもう十分に罰を受けて...
戦争で死んだことになっているお父さんについて 息子に聞かせる話 良かったフレーズ 「子供がすることには何か理由があるその理由をしっかり聞く」 「失敗した時、僕は父さん正直に話す。話しているうちに何が悪かったのかはっきりわかる。」 「そうやって話すことでお前はもう十分に罰を受けているのだよ」 「父さんの声はいったいどこから出ているのだろう。」 最後が平凡、お父さんの良いところだけを切り取った絵本になってしまった。戦争で死ぬということを今の子供達がどう考えるだろうか。リアリティがなさすぎて??になり茫漠の海に投げ出された気分。絵が良いのが救い。
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