![海の深み ステフィとネッリの物語3](https://content.bookoff.co.jp/goodsimages/LL/001615/0016158826LL.jpg)
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海の深み ステフィとネッリの物語3
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新宿書房 |
発売年月日 | 2009/04/20 |
JAN | 9784880083964 |
- 書籍
- 児童書
海の深み
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商品レビュー
4.3
13件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ステフィとネッリの物語3作目。 前作までは新しい環境に馴染んで希望を持つことで、自分を保っていたように感じていたけれど、16歳になったステフィは本当の自分とは何かということを意識し始めるようになっていた。 妹のネッリがスウェーデンでの生活にすっかり慣れ、実の両親のことを大切にしていないように感じたステフィは、悲しみから妹の面倒を見れていなかった自分を責めつつもネッリに怒りをぶつけてしまう。 ネッリはネッリで、そうやってスウェーデンでの生活と家族に溶け込むことで、実の両親と離れて暮らす寂しさや辛さから自分の心を守っているような気がして、胸が痛い。 1日でもいいから、ステフィとネッリを両親のもとで気がすむまで泣かせてあげたいと思った。
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悲惨な歴史に翻弄されたとしても、少女はやはり成長していく。いや、そうして成長していくことが強さなのかもしれない。
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ウィーンの裕福な家庭に育った姉妹ステフィとネッリは、4年前ナチスによるユダヤ人迫害から逃れるために、スウェーデンの島の別々の家庭へ里子として引き取られた。ステフィは、イェーテボリの女子中学へ進み、島に残るネッリとは疎遠になる。両親からの便りは、ウィーンからの手紙ではなくテレジン収...
ウィーンの裕福な家庭に育った姉妹ステフィとネッリは、4年前ナチスによるユダヤ人迫害から逃れるために、スウェーデンの島の別々の家庭へ里子として引き取られた。ステフィは、イェーテボリの女子中学へ進み、島に残るネッリとは疎遠になる。両親からの便りは、ウィーンからの手紙ではなくテレジン収容所からの黄色い葉書に代わった。将来父親と同じ医者になりたいステフィは、当然高校進学を目指していたが、成績優秀で奨学金はもらえても、救援委員会からの生活費の援助は中学卒業までだと回答されてしまった。島の友人ヴェーラは、イェーテボリで住み込みメイドとして働き始め、彼女は定期的に会っていたが、ヴェーラは、ダンスホールに通ったり、そこで知り合ったカメラマンに写真を撮ってもらいに一人で行ったり、と、質素で禁欲的な島の人たちとは対照的な生活をしていた。 戦争の影と両親への心配、自分の将来への不安、心が通わなくなった妹への苛立ちと悲しみ、友人への危惧……たくさんの悩みや不安を抱えながらも、周囲の支えを得てがんばっていく少女の物語。 「ステフィとネッリの物語」3作目。 *******ここからはネタバレ******* 幼い恋をした前作と違い、16歳のステフィはかなり大人になりました。自分が両親に見せている姿が現実のものとは違う事から、両親からの便りから想像される姿もある程度作られたものではないかと推察さえします。懸念される自分の将来へも、羽目を外す友人に対しても大人の対応を見せ、頼もしい限りです。 今回かわいそうだったのは、妹のネッリ。年長で、実の親と里親とをうまく切り離して考えられるステフィと対照的に、彼女は里親だけを親だと思いたい、そこの本当の娘になりたいと願い、実の母の死に罪悪感を持つことになってしまいます。 姉のステフィが妬ましく思うほど里親がとてもフレンドリーで優しい人だったため、馴染むのも早かったのですが、皮肉な結果になってしまいました。 薄くて読みやすい本ですが、読みごたえは十分。大人の読書にも耐えますが、小学生にはお薦めしません。
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