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風の時/狼の時 天城一傑作集4
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 日本評論社 |
| 発売年月日 | 2009/04/30 |
| JAN | 9784535585607 |
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風の時/狼の時
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
表題作は「圷家殺人事件」を改稿したもの。作者はこの作品の動機に注目してほしくて、その辺りを膨らませて書き直したようだが、思い入れが強すぎて第二次大戦前後の歴史や戦史が作品から乖離してしまった感じがする。確かに動機は興味深いものだが、作品としては中編のままの方がよかったのではないか...
表題作は「圷家殺人事件」を改稿したもの。作者はこの作品の動機に注目してほしくて、その辺りを膨らませて書き直したようだが、思い入れが強すぎて第二次大戦前後の歴史や戦史が作品から乖離してしまった感じがする。確かに動機は興味深いものだが、作品としては中編のままの方がよかったのではないかと思った。 「沈める濤」は「特急あおば」の改稿長編化だが、これも戦史が難しい。 今は個人的に精神的余裕がないせいもあり、読むのが難解でつらかったし、特に表題作は字面を追っていただけで理解していない部分がかなりある。もう少し近代史を頭に入れた上で、落ち着いた気分で読み返してみたい。
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長編ニ作と、ショートショートを含む短編集の盛り合わせ。一見お得な一冊に思えるが、中身は非常に手強く、場合によっては大変苦労する。 密室とアリバイトリックを用いた長編は、トリック・展開ともに高レベル。だが、なにかにつけて本筋を逸れるため、常に事件の経過を把握しておかないとストーリー...
長編ニ作と、ショートショートを含む短編集の盛り合わせ。一見お得な一冊に思えるが、中身は非常に手強く、場合によっては大変苦労する。 密室とアリバイトリックを用いた長編は、トリック・展開ともに高レベル。だが、なにかにつけて本筋を逸れるため、常に事件の経過を把握しておかないとストーリーから落伍する危険性がある。この寄り道とも言える過去のエピソードがくどく、戦時中の思い出話ばかりなのでとっつき難い。また、時系列にも不安定さがあるので、過去と現在の事件が混合している場面も見られる。 本格に対するスタンスはフェアだし、硬派で丁寧な筆致も好みではあるだけに、千鳥足のようなフラフラした流れが勿体ない。事件だけに焦点を合わせれば、鮎川哲也に匹敵するほどの書き手になれただろうに、つくづく残念に思う。
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