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ネペンテス 不思議で切ない八つのお話 MF文庫ダ・ヴィンチ
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | メディアファクトリー |
| 発売年月日 | 2009/04/23 |
| JAN | 9784840127639 |
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ネペンテス
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商品レビュー
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世の中に飽きているかのような主人公は ある日見知らぬ女子高生に呼び止められる。 1話からして不思議な話でしたが、確か こんな感じの都市伝説もあった気がします。 そんな最初の奇妙に不思議な話があったものだから 全8話分の話が、少しずつ不思議が増えていっても まったく気にならないど...
世の中に飽きているかのような主人公は ある日見知らぬ女子高生に呼び止められる。 1話からして不思議な話でしたが、確か こんな感じの都市伝説もあった気がします。 そんな最初の奇妙に不思議な話があったものだから 全8話分の話が、少しずつ不思議が増えていっても まったく気にならないどころか、妙な所で終わっても この後もしかしたら…という想像でいっぱいでした。 変なゲームのおじさん、文字通り変わっていく同級生 見知らぬ少年と少女、3話に出てきた少女と変な人 自分の運命がもらえるゲーム、妙な姉弟 電子ペットの葬儀をしている少女 そしてまた…3度目の少女。 結局どうなったのかさっぱりですが、最初のせいか どれもこれも…と考えてしまいます。
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“わからない。 ただ、祐胡にとって確かだと思えることが一つある。 北島カレンの失踪は、祐胡がカレンに心を揺すられ、引き起こされた悪いことだ。 祐胡の心が動揺すると、その大きさに応じて悪いことが起きる。 祐胡自身にも、世の中にも。 それは誰にも言えない祐胡だけの秘密だ。” 西村祐...
“わからない。 ただ、祐胡にとって確かだと思えることが一つある。 北島カレンの失踪は、祐胡がカレンに心を揺すられ、引き起こされた悪いことだ。 祐胡の心が動揺すると、その大きさに応じて悪いことが起きる。 祐胡自身にも、世の中にも。 それは誰にも言えない祐胡だけの秘密だ。” 西村祐胡という名の少年が全八話の短編集を通しての主人公。 トオと葉茨が再び出てきたのがうれしい。相も変わらず二人とも性格はあのままだけど。 祐胡の不思議な力とその原因。 そして、トオが祐胡に復讐しようとする理由とは。 “だけど、僕は。 「思い出した?」 窓を開け、狭いベランダから海を見ていると、背後から声がした。” 清水さんの書く物語でよくある、もう忘れてしまった昔の出来事。 忘れてしまったことを忘れているからそれは自分自身にも当てはまることがあるかもしれなくて。 少し、こわい。そしてなぜか、悲しい。 “しばらく待つと、彼方から、黒い細い影が近づいてきた。決闘の場に現れた勇者のように、胸を張り、堂々とした大股で歩いてくる。だがその姿は小柄な少女だ。二つに結んだ髪を耳の下で揺らし、大きな目が不敵に祐胡を見つめている。黒いワンピースに黒いタイツで、それだけでは寒そうだが本人は平気なようだ。 「来たわね西村」 「いまお前が来たんだろ」 「呼び出したのは私よ!」 「だったら遅れて来るなよ」 「待つのは嫌いなの」 相変わらず滅茶苦茶な理屈だった。だが、滅茶苦茶にも限界がある。 祐胡は半分本気で遠山トオを睨んだ。 「まみはどこだ」 トオは頭に妹の犬耳をつけていた。見せつけるようなそれが微妙にむかつく。 「返してほしければ、これをクリアしなさい」 トオはいくつかの鍵が束になったものを突き出した。ちゃらん、と金属の音がした。”
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主人公の秘密は読者である私しかわからないその上で進められていく物語。 読むにつれてだんだんとそんな主人公に惹かれていきます。 どことなく冷めていて冷静すぎるけどなんか魅力的。 切なく甘酸っぱい物語。
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