藤巻流 実践・巻き込み術

藤巻幸夫【著】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2009/04/22
• JAN: 9784062154017

商品レビュー

2012/03/26

伊勢丹のバイヤーや福助社長として有名な藤巻さん。

藤巻さんの本は他にも何冊か読んでいますが、例によって本書も「熱い」です。

人を巻き込むためのハウツーが書かれていますが、どれも嫌味がないのがすごい。
心から「こういう人になりたい！」と思える素晴らしい方です。

備忘録
◆ホスピタリティとは「ちょっとした気づかい」
◆巻き込みにはマメさが必要。マメじゃなければ人には接近できない
◆新入社員はまず自分の足元をしっかりと固めること。そのためには自分の半径３メートル以内に視線をこらすこと。虫の目に徹底的にこだわること！
◆虫の目をもって周囲をよく観察し、興味のあるモノには身体ごと入り込んでいく。巻き込むというより、溶け込んでいく。
◆経験と知識には、生半可な知識より、熱情で対抗した方が得策だといおうこと。それもちょっぴり青臭さを宿した熱情が好ましい
◆すごい人に「すごい！」は効き目が悪い。その人を自分と同じステージまで降りてきてもらう工夫をする。
◆褒める時も叱る時も、両極の感情を思い切り行き来しなければ巻き込めない
◆ステージが上がれば上がるほど汗を流して自ら働く
◆若いころはスピードを意識して突っ走る。走りながら、いろんな知識を身につける。やがては立ち止まり、知識を整理して自分の視点を確立させる。
◆組織の一員になったら、自分を磨くためにその組織を利用させて頂く。
◆「志は遠大、工夫は細小」

2010/06/27

心を開かない限り、互いの心をつかむことはできません。
外国人へのお土産で一番喜ばれるのは絵ハガキ。
回りの人にとにかく溶け込む。
メモを取りながら言葉を頭の中に詰め込んでいく。
あなたの身の回るにまずは小さな波紋を巻き起こす。それはやがて大きな渦となり、思いがけない人まで巻き込まれてくるかもしれない。

2010/06/19

元伊勢丹のカリスマバイヤー、藤巻幸夫氏による39の人を巻き込む為のルール集。項目毎に端的にまとめられており、読みやすい一冊。以下メモ。(1)自分の立場が上だと思ったなら、自分から出向くのがホスピタリティ。巻き込み術の基本。(2)まずは自分がうごいてみせる。ステージが上がれば上がるほど汗を流して自ら動く。忙しい時間を工夫してスローな時間を持つ。(3)意思決定のスピードUP。人を紹介する時は「目の前で、即」(4)フィールドワークで鍛える。若い頃はスピードを意識して突っ走る。走りながら色々な知識を身に付ける。やがては立ち止まり、知識を整理して自分の視点を確立させる。「私は」の視点とクイックとスローの使い分け。