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ボックス21 ランダムハウス講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ランダムハウス講談社 |
発売年月日 | 2009/04/13 |
JAN | 9784270102862 |
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ボックス21
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商品レビュー
4.3
8件のお客様レビュー
ストックホルムにあるアパートの一室で、鞭打たれて意識を失った売春婦が発見された。リトアニアから連れてこられたという売春婦は、すぐに病院に搬送され、彼女を連れてきたポン引きも国に強制送還され、事件は簡単に片付いたかに見えた。だが、病院で目覚めた売春婦の予想外の行動が、単純だったはず...
ストックホルムにあるアパートの一室で、鞭打たれて意識を失った売春婦が発見された。リトアニアから連れてこられたという売春婦は、すぐに病院に搬送され、彼女を連れてきたポン引きも国に強制送還され、事件は簡単に片付いたかに見えた。だが、病院で目覚めた売春婦の予想外の行動が、単純だったはずの事件を、スウェーデンの闇をえぐる大事件へと発展させてゆく…。『制裁』に続く、北欧発の衝撃的クライムノベル。 ストックホルム市警エーヴェルト・グレーンス警部のシリーズ第2作。いやぁ、なかなかのスケールとリアルな描写、たまりません。読後感はヘニング・マンケルの初期の作品を読んだときに近い。今まで手を出さずにいたのがもったいないです。早川から再刊されたのは当然だろうな。
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スウェーデンミステリー。シリーズ2作目らしい。コンビでの作家。初読。 結構読むの辛かったわー。話が重いわー。リトアニアからだまされ連れてこられた女性が復讐に走る話。刑事たちもなかなかやるせなくて、スピーディに読めたけど後味悪かった。 主人公のエーヴェルトは、北欧ミステリの中でも...
スウェーデンミステリー。シリーズ2作目らしい。コンビでの作家。初読。 結構読むの辛かったわー。話が重いわー。リトアニアからだまされ連れてこられた女性が復讐に走る話。刑事たちもなかなかやるせなくて、スピーディに読めたけど後味悪かった。 主人公のエーヴェルトは、北欧ミステリの中でも癖が強くて面白い。ものすごい癇癪持ちで人嫌い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
デビュー作「死刑囚」のヒットを受けて書かれた2作目で、多彩な登場人物の中から刑事を主人公としてシリーズ化されたようだ。とはいえ、この作品も一部前作の登場人物が絡みながらも多面的な視点で描かれていること、女性に対する暴力、今回は人身売買と言う社会的テーマが事件の前面に押し出されている構図は同じ。緻密な文章、掘り下げられたキャラ造形も同じ。そしてこれも前作同様残念(テーマと絡む以上仕方がないかもしれないが)なことに性暴力に対する情け容赦のない描写は読んでて痛くなる。さらに刑事の切ない過去まで描かれて誰もからも辛い物語だが、プロット、文章のうまさで一気に読んでしまう。社会的問題を描いたスェーデンが舞台の刑事小説(しかも少しずつ群像化しつつある)ということでマルティン・ベックシリーズと比較されることが多いようだが、テイストはヴァランダーシリーズに近い。
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