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パーフェクト・リタイヤ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2009/04/13 |
JAN | 9784163281001 |
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パーフェクト・リタイヤ
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商品レビュー
2.9
8件のお客様レビュー
この作者はどの作品も人を陥れる事や負の感情など気持ちが下がる作品がないので安心して読めれる。不倫を肯定しているがどの妻も旦那の浮気を黙認し諍いもないので若い頃から読んでいる自分は不倫に嫌悪もなければ罪悪感もないので本の影響は強いと読みながら思う。
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デビュー作『マドンナのごとく』『熟れてゆく夏』以来、と思っていたら、ナツイチで読んでた。 タイトルに惹かれて図書館。 最近の私は、どうしても小説を読む時に「悪い人が出てきませんように」と思ってしまう。「いい人を装って出てきた人が実は悪い人」というのがすごくいや。 この作品群は、そ...
デビュー作『マドンナのごとく』『熟れてゆく夏』以来、と思っていたら、ナツイチで読んでた。 タイトルに惹かれて図書館。 最近の私は、どうしても小説を読む時に「悪い人が出てきませんように」と思ってしまう。「いい人を装って出てきた人が実は悪い人」というのがすごくいや。 この作品群は、それとは関係なく(そういう「じつは悪い人」も出てきはするものの)、突然死んだり、整形手術したり、突然悪い人になったりする唐突感に違和感ありでした。 ・『愛のくらし』 デザイン事務所を共同経営する夫婦。妻はガンで余命宣告されており、夫は事務所で働く育美と不倫関係にある。夫婦の間に子どもはいない。「若いころはわからなかったけれど、年をとるということはめでたい話なんてめったに聞こえてこない」と言うのに答えて p72 「孤独をおそれなければ、老後の問題は半分以上は片づくんだろうにな。あとは食べていけるだけの、そこそこのカネ」 ・『猫をつれて』 長く連れ添ったパートナーがいながら、パーティーで出会った桃川と関係を持つ鮎子。桃川との一夜を反芻しようとして p125 ・たがいに納得ずくのひと晩限りのものとするためには、記憶を反芻してはならない。反芻するごとに、それが脳にひとつひとつ刻みつけられて思い出となる。たまっていく。思い出にさせないためには、記憶に育つ前の胞子の状態のときに、ゴミみたいにどんどん捨てていくのがいちばんなのだ。 --このやり方は、恋愛だけでなく他人からの意地悪や中傷やねたみ、悪意にも効く。ーー ・自分の神経を痛めつけるものは、できるだけ忘れ去ってしまっておぼえておかないようにする。それをくりかえしていると、現実にあったことなのか、なかったことなのか、それすらもあいまいになってしまう。 【好きな表現】 p165 おだやかな日々だが、孤独だった。 孤独だけど、幸せだった。 幸せだけど、さみしかった。 そのさみしさを、しかし、何かほかのものでうめようとは思わなかった。 うまるはずがないとわかっていた。 『パーフェクト・リタイヤ』 表題作、だけど魅力は感じられない。 もっとも誤解のリスクが少ないのは無言だった。が、それにしても、まったく安全というわけにはいかない。黙っているのは、肯定しているようにも、否定しているようにも、どちらにも解釈される。要するに、人間関係において、こうすれば絶対にしくじらないという正解はありえなかった。
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短編5こ。いずれも人生の昼下がりを過ぎたような自分よりは上の歳の女性が主人公でした。独身の人も奥さんの人も母の人もいましたけど、だれもかれも寂しさを纏ってる感。こんなふうに、なっちゃうのかなあ・・・当分先までその気持ち、まだ知りたくないなあ。
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