西遊記(4) 文春文庫

平岩弓枝【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2009/04/09
• JAN: 9784167710132

商品レビュー

2024/09/18

大団円でした。

遠く天竺への旅路は最高の形で終わりました。

仏教の教えがふんだんに盛り込まれていて、ただの物語ではなく、勉強にもなるお話しでした。
とにかく中国歴史物大好き。

余計なことなんだけどあ、こんな素晴らしい仏教の教えを学んでいるのに、西靖国神社に下品な落書きをするような人がいることが残念でならない。

2023/03/26

天竺に付いてもワチャワチャやっとる。
お話の終り方もこれでよかった、これがよかった(*^_^*)

物事の一部しかわからない人間には、神様がよかれと思ってやっていることのありがたみが理解できず、理不尽だと思うことが多々ある。人生のからくりがずいぶんと後からわかってもなあ、遅いんだよと思うが、先にわかっていたら人生の楽しみが半減するというもの。何事も感謝が先に在りということなんだろうなあ。

八戒に対する嫌悪感もちょっとマシになった。ちょっとだけやけど

2022/01/19

　終りへ近づくにつれ、原典から省かれるエピソードもいくつか。
　来年の年賀状に描くウサギの女怪めあてに読み始めた平岩西遊記。「舎衛国の布金禅寺にて不思議の美少女に会う」でようやく巡り合う。實吉達郎によれば、キネを武器に全裸で悟空と渡り合うそうなのだが本書では着衣だ。中野美代子の全訳版にあたるしかあるまい。
　大団円。冒険の旅はなお続く。