西遊記(4) の商品レビュー

平岩弓枝【著】

2024/09/18

大団円でした。

遠く天竺への旅路は最高の形で終わりました。

仏教の教えがふんだんに盛り込まれていて、ただの物語ではなく、勉強にもなるお話しでした。
とにかく中国歴史物大好き。

余計なことなんだけどあ、こんな素晴らしい仏教の教えを学んでいるのに、西靖国神社に下品な落書きをするような人がいることが残念でならない。

2023/03/26

天竺に付いてもワチャワチャやっとる。
お話の終り方もこれでよかった、これがよかった(*^_^*)

物事の一部しかわからない人間には、神様がよかれと思ってやっていることのありがたみが理解できず、理不尽だと思うことが多々ある。人生のからくりがずいぶんと後からわかってもなあ、遅いんだよと思うが、先にわかっていたら人生の楽しみが半減するというもの。何事も感謝が先に在りということなんだろうなあ。

八戒に対する嫌悪感もちょっとマシになった。ちょっとだけやけど

2022/01/19

　終りへ近づくにつれ、原典から省かれるエピソードもいくつか。
　来年の年賀状に描くウサギの女怪めあてに読み始めた平岩西遊記。「舎衛国の布金禅寺にて不思議の美少女に会う」でようやく巡り合う。實吉達郎によれば、キネを武器に全裸で悟空と渡り合うそうなのだが本書では着衣だ。中野美代子の全訳版にあたるしかあるまい。
　大団円。冒険の旅はなお続く。

2014/05/19

1～4巻の感想をまとめて。

言葉遣いがとても綺麗で、師弟愛に溢れた話だけど設定矛盾（天の帝の軍隊と一人で戦ったはずの孫悟空がちょっとした妖怪にやられたりなどなど）が甚だしくてつまらなかった。これは「平岩弓枝の」西遊記評にはならないだろうけど。

2013/10/11

図書館で。
西遊記は好きなので2冊ぐらいちがう方の訳を読んだことがありますがこんなに優しい西遊記は初めてです。読んでいてほっこりしました。してもらって当たり前、弟子を使って当然な三蔵様では無く、弟子の安否に心を痛め、常に謙虚な姿勢を忘れない三蔵様の姿を見ればどんな妖怪も改心するだろうなあと思いました。

又、最後が良いですね。
他の作品だと禁錮が外れて終わりだったのがさらに彼らの冒険の旅が続く、という感じでわくわくします。師弟の強い絆に心地よく読み終えました。面白かった！！

2010/09/06

大団円。

「西遊記」って、最初から牛魔王ぐらいまでは、よく語られているのですが、後半ってあんまり知らない。
唯一、昔読んだ子ども用の西遊記は、最後、弟子たちが人間になって、みんなで温泉に入って終了。
で、子ども心に、「なんじゃそりゃ」とか思っていたのですが、この終わり方は、けっこう好きですねぇ。

旅は続く。

でも、あんまりにも、日本人好みな物語になりすぎている気もちょっとします。
まぁ、日本人が書いて、日本人が読むんだから、これでいいのか。

かわいい悟空。気のいい八戒。渋い悟浄。八戒が、ものすごく成長しておいしいところをとっていった分、悟浄は、ちょっと渋い役どころで目立たなかったかな。

2010/02/02

もう最高でした。
この西遊記がどこまで原作に忠実なのかはわかりませんが
私はこの西遊記が好きです！　ラストほろっと泣いてしまいました。

2010/01/15

新たな旅がまた始まった・・・。結末に終わりがあるのか、救いがあるのかは分からないが、新しい西遊記の世界を作り出したことは確かです。