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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2005/08/26 |
| JAN | 9784000254526 |

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商品レビュー
4.8
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自分のほとんど知らない世界だった。まず思ったのが、日本の公権力の恐ろしさと無神経さ。まあこれだけの人数を統治しているのだから日本人より難民の優先度が低くなるのはある程度予想ができることではあるけれど、ここまでひどいとは思わなかった。そもそも難民は自国政府に守られないから来ているわけで、そういう法のすき間にいるような人には世界全体で協力してどこかの政府が代わりに守ってあげなきゃ行けないと感じることは人間として自然なことだと思う。そしてそういった法のすき間にいる人たちに寄り添い、一歩一歩歩む弁護士たちのすがたが格好よかった。最初からたくさんの人を一気に救うことなんて考えずに、身近にいる一人の助けになろうと思うことしかできない、と最近思っているところであったが、それを誠実な形で実践しているのが彼らなんじゃないかなあ。まあ弁護士にも色々いるけれどこの本に出てきた人たちはそんな感じ。 法律の勉強にうんざりしたころにもう一回読もう。
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日本の移民政策が、これほどまでひどいものだったとは知らなかった。 読んでいて知らなかったことを反省するとともに、自分や国家の不勉強に差に腹が立ってきた。
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自分の専攻している分野が紛争・難民問題であるということが、この書に☆5を挙げた背景としてあることを先に述べておく。 しかしこの分野を専攻してきたにも関わらず、土井香苗さんという存在を知ったのは割と最近のことで、がっつり論文や授業のレポートに取り組んでいたときは知らなかった人物で...
自分の専攻している分野が紛争・難民問題であるということが、この書に☆5を挙げた背景としてあることを先に述べておく。 しかしこの分野を専攻してきたにも関わらず、土井香苗さんという存在を知ったのは割と最近のことで、がっつり論文や授業のレポートに取り組んでいたときは知らなかった人物である。それをこの書を読んで改めて後悔した。 タイトルから少し誤解を生むかもしれないが、本書は「日本がどう難民を受けいれていくべきか、どういう点を改善すべきか」を堅い文章で解説するものではなく、土井さんの人生の中で経験したこと、感じたことを述べたものである。もちろん明確な数字に打ち出されたデータや語句解説もあるが。どちらかという土井さんの伝記に近いものがある。なので非情に読みやすい。 そして、やはり経験談というのは説得力がある。彼女が外国人の難民を受け入れようと奔走するにもかかわらず、理不尽な理由でそれを許さない日本の入管の体質の悪さ、ゼノフォビアを推進するプロパガンダを打つ日本政府に対して怒りを覚えた。 外国人=悪、犯罪の温床 という悪いイメージが先行している人ほど読んで欲しい。この書を読めば、報じられている在留外国人に対する悪いイメージが一部分でしかないことがわかるだろう。しかし、一方でここで書かれている外国人達も一部でしかないことは事実。 こと在留外国人や難民については、マスメディアに踊らされず、より多くの資料に触れることで自身の意見を明確に持つことが重要だと感じさせられた。 日本人がほとんど何にも不自由せず生活できている一方で1日1ドル以下で生活し、紛争や独裁政権によって日々生命の危機を脅かされている人が世界には多く存在する。そういった状況にある中、僕ら日本人が出来ることは何か、一人ひとりが考えて欲しい。 この世界の現状を知ったら、安易に「外国人受け入れ反対!」とはいえないはずだ。 治安や国益のことも大事かもしれない。けれどその前に、人間ひとりひとりの「生きる権利」「人権」についてもしっかり考えてもらえるきっかけになれば幸いだ。
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