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赤毛のゾラ(下)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 長崎出版 |
| 発売年月日 | 2009/03/18 |
| JAN | 9784860953034 |
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赤毛のゾラ(下)
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商品レビュー
4.5
3件のお客様レビュー
1941年に出版された物語。奥さんは『黒い兄弟』のリザ・テツナーだそうな。あの本も名作です。 父は放浪中、母をなくしたブランコを街の人々は世話をするのを拒否し、ブランコの叔母で魔女とよばれるカータばあさんに押し付けた。しかしばあさんにも追い出され、住む場所もないブランコは、お...
1941年に出版された物語。奥さんは『黒い兄弟』のリザ・テツナーだそうな。あの本も名作です。 父は放浪中、母をなくしたブランコを街の人々は世話をするのを拒否し、ブランコの叔母で魔女とよばれるカータばあさんに押し付けた。しかしばあさんにも追い出され、住む場所もないブランコは、おなかがすいて落ちていた魚を拾ったら、それを盗んだといわれ、牢屋へと。その牢屋から脱走する手助けをしてくれたのが赤毛のゾラ。仲間の子供たちとともに廃墟に住みつき、ニワトリや果物を盗んだりしていた。 他の子供たちもみなしごで、生きていくためには盗みを働くしかなかった。しかし暗い話ではなく、元気で生き生きとした姿が描かれている。 冷たい街の人々だけでなく、水産会社に漁場を奪われそうになるが守ろうと戦うゴリアンじいさんや、売れ残ったパンを分けてくれるパン屋さんがいる。煙突から逃げたり、漁の様子や、市場の情景が、街の人々の生活の姿がリアル。 最後の、市議会でのゴリアンじいさんの発言に、心を打たれる。 リーダー格である少女ゾラが、義理堅くて正義感も強くて、生き生きとしていて良いですね。 美しい女の子ズラータに少し嫉妬して、ワンピースを着たところも可愛らしい。でもその服も仲間のピンチには迷わず脱ぎ捨てて、いい子です。 ブランコの恋する場面がありますが、美しい子だというだけで恋してしまう男の子って、がっかりです。
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上下セットで読むべし。厚いですが読み始めるとあっという間です。 物語は、孤児などの子どもたちが同じような境遇同士で助け合って生きて行く様(まだ子どもで、仕事などは満足にもらえないのですから、かなり破天荒な生き方をしているのですが)と、それに気づいた心ある大人との関わりがあり、 そ...
上下セットで読むべし。厚いですが読み始めるとあっという間です。 物語は、孤児などの子どもたちが同じような境遇同士で助け合って生きて行く様(まだ子どもで、仕事などは満足にもらえないのですから、かなり破天荒な生き方をしているのですが)と、それに気づいた心ある大人との関わりがあり、 そして、そういった貧しいながらもまっとうに生きて行こうとしている人に反して、権力や財力がありながら、そうでない人間を否定し、バカにする人達がある町の姿が描かれ、 最終的に会議が催され、社会が孤児達を追いつめていた現実をつきつけ、その子たちが生きて行ける道を町の大人が作らなければいけない。ということが示されていきます。 随分前に書かれた作品ですが、現代においても問題提起するところがあり、子どもに関わる大人も一度は読むべき作品かと思います。
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『赤毛のゾラ』は出たころから気になっていたのだが、やや厚めの上下巻で、ちょっと気合いが必要?と思い、なかなか借りてなかったが、こないだ『英雄の書』の上下を返しにいったときに、じゃー次はこれにしよと思い、借りてきた。 先にちらっと「訳者あとがき」を読む。 ▼赤毛のゾラは、…『長く...
『赤毛のゾラ』は出たころから気になっていたのだが、やや厚めの上下巻で、ちょっと気合いが必要?と思い、なかなか借りてなかったが、こないだ『英雄の書』の上下を返しにいったときに、じゃー次はこれにしよと思い、借りてきた。 先にちらっと「訳者あとがき」を読む。 ▼赤毛のゾラは、…『長くつしたのピッピ』のモデルだったといわれています。 (下巻、p.395) 借りてきてからもしばらく積んでいたのだが、ふと読みはじめると、ぐぐぐっと2日で読んでしまった。 朝倉めぐみの挿絵は…私にはいまいち。活字から私が思い浮かべる「ゾラ」や「ブランコ」や他の子どもたちの姿がどうも挿絵とズレてしまって、しっくりこなかった(大人用には、字だけの文庫がいいな)。 ブランコ、ゾラ、ジュロ、ニコラ、パヴレ。 親を亡くし、あるいは親においだされ、世話する人もなく"浮浪児"となった5人は、腹をすかして、時にぬすみをはたらき(それはぬれぎぬであったりもした)、生きのびていく。住処とするのは、街をのぞむ丘にたつネハイ城。 街の大人の多く、とりわけ金持ちの大人は、5人を「ごろつき」と呼び、「悪ガキ」と罵り、「犯罪人」ときめつけた。そしてそんな大人たちの子どもも親をならうのか、5人のことを、どう扱ってもいい人間だとみなしていた。 5人は、誇りを傷つけられたときには仲間とともに猛然と反撃した。上下巻でずっと描かれるのは、5人が、なんにんか自分たちをきちんと認めてくれる大人の手を借りつつ、自分たちで生きていくすがた。 5人の行状に腹を立て、どうしてでもひっつかまえ、厳罰に処すのだという勢いの市議と市長の会議がひらかれる。5人に漁を手伝わせてきたゴリアンじいさんがその場によびだされ、ごろつきどもを引き渡せ、その気がなければきみも同罪とみなして勾留するとまで言われる。 ゴリアンじいさんはその場で2時間にわたってしゃべった。 ▼子どもたちがぬすみをはたらくかどうかなど、わしにはどうでもいいことです。問題は、どうして子どもたちがぬすみをはたらくかなのですよ。 (下巻、p.356) じいさんは、長い付き合いなのでどうして子どもらがぬすみをはたらくようになったのかそのわけを知っていると言い、順に5人の子どもらの境涯を語った。 ▼…子どもたちは好きでぬすみをはたらいているとでも? ブランコは、落ちている魚をひろったとき、死ぬほどはずかしかったと言っています。赤毛のゾラも、わしのニワトリをぬすんでから、わるいことをしたと思って、うめあわせをしようとしました。(下巻、p.358) 罪深いのはあの子たちではなくわれわれだ、あの子たちにまったく心を配らなかったのだからとじいさんは語る。 それに対して「ごろつきは、じつはあわれなみなし子か」という嘲笑や、「好きでやろうと、腹がへったからだろうと変わらない、刑務所行きだ」「あいつらを監獄送りにするべきだ」という意見もやはり出るのだ。 ゴリアンじいさんは、「腹をすかしてぬすみをはたらくのが、楽しいことだとでも?」と、なお訴えた。子どもたちは、じいさんのところの漁をすすんで手伝い、楽しそうにはたらいていたと、朝一番に起きだし、晩は一番おそくまではたらいてくれたと語った。 じいさんは、5人に「自由のためにたたかうこと」と「誠実な生き方をすること」を語ってきかせる。じいさんは、かすかに説教くさいが、大きな水産会社のいやがらせや買収に決して負けず、地元漁師として誇りをもって生きてきたこのじいさんは、やっぱりすごいのだ。そして、パン屋のチュルチンもまた、 5人をまともに扱う大人のひとり。 ピッピのモデルだというゾラのたくましく、破天荒な言動も魅力的だけれど、こういう大人の存在が物語を奥行きのあるものにしている気がする。
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