パズル・パレス(上) 角川文庫

ダンブラウン【著】, 越前敏弥, 熊谷千寿【訳】

• 内容紹介: 史上最強最大の諜報機関「NSA」。別名パズル・パレスの全通信を傍受できるスーパーコンピュータが狙われる。テロリストだけではなく、一般市民も監視可能な状況に憤った元スタッフに、解読不可能な暗号ソフトを楯にコンピュータの存在を公表せよと迫られる。この暗号ソフトが一般に流布されれば、アメリカは無防備となる国家の危機に・・・。
• 販売会社／発売会社: 角川書店/角川グループパブリッシング
• 発売年月日: 2009/03/24
• JAN: 9784042955108

商品レビュー

2025/11/15

『ダヴィンチ・コード』などで有名なダン・ブラウンの初期作品なんだけど、場面が短いスパンでコロコロ変わるので話が全然進まないし誰にも感情移入できない。もう少し長いスパンでひとつの場面を書けばいいのに。

メインキャストであろう日本人の名前が「エンセイ・タンカド」とか「トクゲン・ヌマタカ」とか、日本の優秀な理系の天才が同志社大学出身というのも違和感ありまくり。話がいつまでたっても面白くならないなぁ…と思っているうちに上巻を読み終えてしまった。

風呂敷を広げるのが上手な作者だと思っていたけれど、やはり初期だからか世界最高峰の諜報機関っていうのもウソくさい。国家や世界の安全と個人のプライバシーの問題を情報テロリズムとともに描いているんだけど、登場人物たちにも魅力がないし、なんだか薄っぺらいありきたりの展開で残念。

ただ、この作品に描かれていることが実情ならば、アメリカは優秀な人にきちんとポジションを与え、しっかりお給料も払う国なんだな…と思いました。実は社会主義で結果の平等を追求し真面目で優秀な人がバカを見る日本とは違うなぁ。

2024/09/08

ダ・ヴィンチ　コードにシリーズがあると知って。
解読不能な暗号が完成した⁉️そのパスキーは指輪に隠され、いろんな人に渡っていく⁉️
スペインで指輪を追うディヴィットと、国家安全保障局で解読不能暗号に挑む機会を見守る暗号解読者で婚約者のスーザン。
今回は、IT系で、複雑な数学用語もあり、馴染みがないせいかイメージしずらく難しい…
ダ・ヴィンチコードみたいな、新たな歴史的視点の方が読みやすかった…
下巻も頑張ろ！

2024/07/08

最強の暗号解析装置を守ろうとする者、破壊しようとする者、それぞれの思惑が交差し、物語は進む。暗号ものかつ最新テクノロジーを扱う故少し小難しい描写もあるが、インターネットがわかればある程度理解できる部類。