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アースシーの風 ゲド戦記 6 岩波少年文庫593
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アースシーの風 ゲド戦記 6 岩波少年文庫593

アーシュラ・K.ル・グウィン(著者), 清水真砂子(訳者)

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アースシーの風 ゲド戦記 6 岩波少年文庫593

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2009/03/17
JAN 9784001145939

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アースシーの風

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商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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2026/03/09

ゲド戦記シリーズの6巻。 4巻の『帰還』と5巻の1作『ドラゴンフライ』と接続する物語。 7巻の『火明かり』がアーシュラ・K・ル・グィンが没後に出版されたが、実質この『アースシーの風』がゲド戦記シリーズの最終巻を飾る作品であると言える。 ゴント島で暮らすゲドの元に一人の魔法使いが...

ゲド戦記シリーズの6巻。 4巻の『帰還』と5巻の1作『ドラゴンフライ』と接続する物語。 7巻の『火明かり』がアーシュラ・K・ル・グィンが没後に出版されたが、実質この『アースシーの風』がゲド戦記シリーズの最終巻を飾る作品であると言える。 ゴント島で暮らすゲドの元に一人の魔法使いが訪ねてくる。 彼はハンノキと名乗り、ローク島の様式の長からゲドの元を訪ねることを勧められて来たのだと言う。 ハンノキはある夢に悩まされていた。それは死者の世界の夢で、寝る度に死者の世界の夢を見て、そこで亡くした妻が何かを訴えてきているのだと言う。 ゲドはかつて死者の世界に行き、戻ってきた。ハンノキの夢がアースシー世界全土に関わるものかもしれない、と感じたゲドは共に死者の世界に行き戻ってきたレバンネン王の元に行くようにとハンノキをハブナーへと送り出す。 時を同じくしてハブナーでは、カルガド帝国との緊張が高まっていた。戦争にも発展するかもしれないという状況で、カルガド帝国からレバンネン王の王妃にとセセラクが送り込まれる。カルガド帝国の思惑がわからないレバンネンは、話も通じないセセラクとの通訳にとテナーを呼び寄せる。 更に、アースシー全土で竜が暴れ、人間たちへの攻撃が始まろうとしていた。レバンネン王は竜の子であるテハヌーとドラゴンフライの力を借りようとする。 図らずもハブナーに集まった人々は、アースシー世界の異変を救うために世界の中心であるまぼろしの森へと向かう。 5巻の『ドラゴンフライ』で感じた世界の複雑さが、やはりこの巻でも現れてるなあ、と感じた。 ゲド戦記シリーズは1巻から3巻までは1968年、1971年、1972年と短いスパンで出版されている。だが4巻は1990年、5巻と6巻は2001年と10年以上の時間が空いている。 6巻が発売されたのは同時多発テロの2日後らしく、同時多発テロが作品に反映されてるとは思わない。だが冷戦の終結から湾岸戦争なんかは、ゲド戦記世界への影響も僅かながらにもあるのかもしれない、と読んでいて感じる。 そういったものも反映されてか、いろんな地域から、言語が違い肌の色も違い、何なら人間と竜のハーフだったりする人々が、世界を救うために同じ船で旅立つという展開が良い。 中にはコミュニケーションが取れないことが原因して諍いや衝突が発生するキャラクターもいるのだが、ちゃんと向き合い歩み寄れば理解が出来るということが描かれている。 わからない、怖いのは頭のなかで仮想敵を作って、それと戦っているからで、その人とちゃんと向き合って接してみたら、相手がどんな人間なのか理解できる。レバンネンとセセラクのやり取りなんかはまさにそうだった。 レバンネンも久々に会ったらこんなダメな奴に……なんて思っていたが、内省して行動に移してるんだからやっぱ信じられる王なんだよな、なんて思ったりした。 ちゃんと反省出来る人間がトップなのは羨ましいね笑 2025年に読んでも古臭さは一切感じないどころか、今の時代にこそという部分もあった。 4巻以降は20年以上経っているのに、未だここに描かれている世界と現実は大して変わらなかったりして、うんざりすることもあるのだが……。 また、この巻は訳者である清水真砂子さんの解説も素晴らしかった。 アーシュラ・K・ル・グィン夫妻を訪れてのやり取りは読んでいるこちらが涙ぐんでしまうようだった。

Posted by ブクログ

2025/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アースシーの物語をぎゅぎゅっと詰め込んだような物語。竜たちの話にガルガド帝国に伝わる話、さらに不死についての話などいろんな物語が詰め込まれていた。 世界観を楽しんでる人にはたまらない物語なのだろうな。 でも私は、前作の『最後の書』もこの『アースシーの風』も『魔法より愛の方が深く様々なことを知っている』みたいなのには吐き気がしてしまうんだよな。どっちもいいところあるよではダメなのか。ここにきていきなり愛を知らないのは、何も知らないことだみたいなのは気持ち悪いんだよな。 『人は義務を負い、結婚し、この世のくびきにつながれるもの』245p こういうのも正直、吐きそうになる。前作と同じく。いきなり何言ってるんだ?どうしたんだ?と思った。この、『家族っていいよね』の押し付け感が気持ち悪いんだよな。 『技があるということは、たどるべき道がわかっているのと似ている』258p こういうの『西のはての年代記』もそうだったけど、普通に暮らしている人間の大半は『自分の技』なんて気が付くこともなく『毎日やるべきことだけをやる』ことの続きで生きていくしかないんだよな。そして、今は『やるべきことすらない』状態の貧困層もいる。なんていうか、持たざる者。何もない人間や奪われつくされた人たち……みたいなのは一切出てこないの平和だなと思う。その辺りをスルーして書く物語なら気にしないんだけど、テハヌー(テルー)を出してきてるせいで微妙に引っかかって転びそうになる。 三冊でやめておいた方がよかったのでは?と思うのはだめだろうか。 三冊で終わってたら『そういう物語』だと思えたけど、続きを読むと……違和感が膨らむ。 ごちそうさまでした。

Posted by ブクログ

2024/02/17

読む力が落ちてきていて、物語の情景をありありと描けなくなっているのを感じる。 ちょっと無理をしながら、時にこの人誰だっけと諦めながら読み進めた。 失うことは得ること。 裏と表の存在。世界は均衡。 愛おしい日常。そばにいる大切な人。 そんなメッセージを受け取った。読めてよかった。

Posted by ブクログ

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