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伊勢神宮と出雲大社 「日本」と「天皇」の誕生 講談社選書メチエ434
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伊勢神宮と出雲大社 「日本」と「天皇」の誕生 講談社選書メチエ434

新谷尚紀【著】

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伊勢神宮と出雲大社 「日本」と「天皇」の誕生 講談社選書メチエ434

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2009/03/10
JAN 9784062584340

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伊勢神宮と出雲大社

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商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

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2024/02/24

ブックオフ「公式」オンラインストアは使わない方が良いと思います。でも利用は個々の判断で良いかと。

まだ読んでませんが今日、ブックオフの店舗で、大変状態の良いこの商品を見つけ、購入をしました。価格は220円。店舗で220円で買える、売ってる商品がなぜ?880円で堂々と出品、販売をしているのでしょう?ブックオフ「公式」オンラインストアは、ブックオフの公式であって、ブックオフに倣っ...

まだ読んでませんが今日、ブックオフの店舗で、大変状態の良いこの商品を見つけ、購入をしました。価格は220円。店舗で220円で買える、売ってる商品がなぜ?880円で堂々と出品、販売をしているのでしょう?ブックオフ「公式」オンラインストアは、ブックオフの公式であって、ブックオフに倣って、オンラインストアとして運営、管理をするべきではないのでしょうか?母体はブックオフであってオンラインストでは無い、のではないですか?ブックオフの[公式]のショップなのですから。あくまで、「公式」のショップのオンライン「ストア」では無いかと思う次第です。

ヘラの栄光

2024/10/10

民俗学の研究者で、日本の伝統的な信仰についての考察をおこなってきた著者が、伊勢神宮と出雲大社のなりたちについて論じている本です。 著者は柳田國男と折口信夫の民俗学を継承して、民俗学は文献史学、考古学とならぶ第三の歴史学だとする立場を標榜しています。こうした立場は、現代の民俗学者...

民俗学の研究者で、日本の伝統的な信仰についての考察をおこなってきた著者が、伊勢神宮と出雲大社のなりたちについて論じている本です。 著者は柳田國男と折口信夫の民俗学を継承して、民俗学は文献史学、考古学とならぶ第三の歴史学だとする立場を標榜しています。こうした立場は、現代の民俗学者によってかならずしも理解されておらず、日本人の心性を解明することを民俗学の課題とみなした和歌森太郎や、地域の生活史を解明することをめざした福田アジオなどの考えかたを、著者は批判しています。 本書がよって立つのはこうした立場であり、民俗学の観点からの伝統的な信仰についての研究とはいえ、歴史学の研究成果にも目配りをおこないつつ議論が展開されています。著者は、「日本」という国号や「天皇」という称号が成立するにあたって、伊勢神宮の創建と「日神」祭祀の確立が大きな役割を果たしたと論じています。 そのうえで、伊勢神宮を中心とする信仰が「日本」のアイデンティティとして自覚されるためには、その「外部」としての出雲との接触が媒介になったと著者は考えます。さらに、祭祀王と世俗王という二つの性格が分離し、平安時代になると摂関家が後者の役割を果たすようになるとともに、ヤマト王権の「外部」として強力な霊的機能をもってきた出雲のありかたが変容していったことが論じられます。 古代の出雲における信仰に、蛇神の影響を見ようとする点など、著者の民俗学の分野での研究が活用されているところもありますが、率直にいうと歴史学的な観点からの考察と民俗学的な観点からの考察が調和しているとはいいがたいように感じました。むしろ、歴史学の成果を踏まえつつ、日本の伝統的な信仰のありかたをめぐってやや大胆な考察を展開しているという印象です。

Posted by ブクログ

2018/12/19

伊勢神宮と出雲大社は、いつ、だれが、どうして創建したのか。その謎を解くことで、天皇制の成立と存続を探ったスリリングな一冊である。伊勢神宮は、天武・持統朝に天皇の正当性を保つために創祀した。出雲大社は、同じ時代に天皇の霊威力を高めるために、海蛇を祭る出雲の信仰を<外部>として取り込...

伊勢神宮と出雲大社は、いつ、だれが、どうして創建したのか。その謎を解くことで、天皇制の成立と存続を探ったスリリングな一冊である。伊勢神宮は、天武・持統朝に天皇の正当性を保つために創祀した。出雲大社は、同じ時代に天皇の霊威力を高めるために、海蛇を祭る出雲の信仰を<外部>として取り込もうと創建された。そして、清和天皇が幼帝として即位したときに、天皇は祭祀王として純化され、いわば法王として以後の日本に君臨することになったというのである。

Posted by ブクログ

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