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『ギロチン城』殺人事件 講談社文庫
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『ギロチン城』殺人事件 講談社文庫

北山猛邦【著】

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『ギロチン城』殺人事件 講談社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2009/03/13
JAN 9784062762977

『ギロチン城』殺人事件

¥770

商品レビュー

3.5

15件のお客様レビュー

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2024/03/19
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人形に込められたHelpの文字、探偵・ナコと頼科は曰くつきの「ギロチン城」へ。 そこでは道桐の姓を持つ一族とその従者たちが下界と隔絶した暮らしを送っていた。回廊で起こる不可能な密室殺人、あまりにも巨大な城と謎が待ち構える。 城シリーズの第四弾。非常にスピーディーに事件に突入する。アリスミラー城と同様、完全にトリックに重視の作品で登場人物の心理描写は淡々としている。  ギロチン城の名の通り、城自体が巨大なギロチン仕掛けになっている。コレクションルームの不自然な区切りはそう来たかという感じ。 回廊の廊下移動の大仕掛けも面白い。廊下が円状になるように歪んでいる伏線が眩暈を起こすというのは弱いと思うけども、降霊術・スクウェアというネーミングがいいじゃないですか。 藍と悠の誤認は中々に複雑で頼科と道桐一族そして読者のそれぞれで認識の齟齬がある。人物の呼称を人体のパーツで分けるという人形の件があるからこそ出来る荒業である。

Posted by ブクログ

2022/02/27

「城」シリーズ第四弾。今作ではギロチンが重要なモチーフとなっている。作中では当たり前のように物理トリックが登場する。違和感はあったものの流石にその詳細な仕組みには気付かなかったなぁ。そして物理トリック以外にも最後には驚愕の真実があったわけだが、ちょっと無理矢理すぎる気がしないでも...

「城」シリーズ第四弾。今作ではギロチンが重要なモチーフとなっている。作中では当たり前のように物理トリックが登場する。違和感はあったものの流石にその詳細な仕組みには気付かなかったなぁ。そして物理トリック以外にも最後には驚愕の真実があったわけだが、ちょっと無理矢理すぎる気がしないでもない。情景的にはとても儚く美しい雰囲気があり、その無機質さと刹那的な雰囲気が人間を人形という記号にしていくような感じはした。

Posted by ブクログ

2022/02/02

今作はなんだかすとんと腑に落ちました。前作がもやもやしたから余計になのか。。 処刑道具コレクションがあるから『ギロチン城』なのかと思ったら、巨大なギロチンが仕掛けられてるお城なのですね。塔の間に渡してあってサロンを両断するギロチン…これはなかなか気付かないと思います。元の城主もこ...

今作はなんだかすとんと腑に落ちました。前作がもやもやしたから余計になのか。。 処刑道具コレクションがあるから『ギロチン城』なのかと思ったら、巨大なギロチンが仕掛けられてるお城なのですね。塔の間に渡してあってサロンを両断するギロチン…これはなかなか気付かないと思います。元の城主もこれで亡くなってるのに謎の死になってるなら、これギロチンは元の位置に戻す事が出来るのだろうな。 14人のコード名も凄かった…けれど、名前が一、ニ、三、四、五…ってヴィンスモーク家じゃないんだから…って思いました。悠と藍のYou&Iも。死には名前すらない。人々は人形だから名前も記号でしかない…というのならそうなのでしょう。 悠を消して藍になるために、悠を知っている人を消す、という動機は理解できないけれど筋は通っているので腑に落ちます。悠(首から下)と藍(首から上)で、悠として扱われるけど自分は藍みたいに思うの苦しいだろうな。徹底的に人形として扱う、は心を壊すんだなと思いました。 城シリーズ、わりと城の周りに何もないなと思いました。終わりかけてる世界にあったり、世界の果てにあったり、孤島にあったり、認証システムで外界との交流を断ってたり。 日常に異様な館が建ってるのも良いし、異常に異様な城が建ってるのも良いです。妙な建造物ミステリ、しばらく追おうかな。

Posted by ブクログ

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