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とある飛空士への恋歌(1) ガガガ文庫
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とある飛空士への恋歌(1) ガガガ文庫

犬村小六【著】

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とある飛空士への恋歌(1) ガガガ文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 小学館
発売年月日 2009/02/17
JAN 9784094511215

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とある飛空士への恋歌(1)

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商品レビュー

3.5

42件のお客様レビュー

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2009/02/20

前作とはまた異なるカラーで描かれる空と恋の物語

【一章】おそらくフランス革命がベースと思われる第一皇子の転落。優しくて素敵な母も見方を変えれば圧政に苦しむ庶民の敵となる悲劇をさり気なく挿みながら、置かれた境遇への反発、革命の旗印への敵意、そして新しい生活への導入が綴られる。母の言に反して心は理不尽という憎しみ色である。 ...

【一章】おそらくフランス革命がベースと思われる第一皇子の転落。優しくて素敵な母も見方を変えれば圧政に苦しむ庶民の敵となる悲劇をさり気なく挿みながら、置かれた境遇への反発、革命の旗印への敵意、そして新しい生活への導入が綴られる。母の言に反して心は理不尽という憎しみ色である。 【二章】下層の暮らし。本作の雰囲気が変わる。面白い。本音で生きる人達の楽しさが伝わってくる。空の素晴らしさを知る。度々告げられる『空、飛べ』が沁み渡る。カルエルを愛玩するノエルとマヌエル。淡い恋心を抱くアリエル。カルエルの正体を知っても動じない強い3姉妹。喧嘩してボコボコのカルエルを見て『男前になった』と笑える父親が今どれだけいるだろう。暖かく静かな感動がじわっと寄せてくる。 【三章】旅立った「空飛ぶ島」イスラでの生活。政治も動き出す。しかし、母の言を少し理解したカルエルが遭遇したドジッ娘少女、その僅かな邂逅でお互いの孤独な境遇を解り合うところから物語が大きく動いていく……その端緒が開かれる。 「最終章はまるまる滂沱でした」といった大きな感動とはまた異なる感動作である。『ローマの休日』の次は『ロミオとジュリエット』。あまりにド真ん中過ぎて普段は使われないこれらの元ネタを上手に昇華させていて素晴らしい。ただ、前作と異なり、最初から元ネタが明かされたことと読み手に大きな期待という先入観があることで本作のハードルが恐ろしく高くなっている(平積み×6を見ると書店も期待している)のだが、その素晴らしき感動はそっと静かに、前作に劣らずやってくる。義父ミハエル素敵過ぎ。

DSK

2026/02/22
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※このレビューにはネタバレを含みます

追憶と同じ世界設定での異なる国での物語。 元バレステロス皇国第一皇子カール・ラ・イールは革命により没落し、飛空機整備士の家庭に引き取られ、カルエル・アルバスと名を変える。亡き母との約束を守るため飛空士見習いとして成長したカルエルは、「空の果て」を見つけるための三か国共同プロジェクトに参加して「空飛ぶ島」イスラに乗り込む。 前作から世界設定を引き継いでいるのもあり、空と海の描写が美しい。そして創世神話に描かれている「空の果て」を見つけるというロマンに、カルエルの復讐の行方と恋というふうに見所が多い。アルバス一家の姉妹やカルエルのキャラクターも良く、特にカルエルは没落皇子らしい、甘えん坊でありながらプライドは高く、聖人のような人格ではないことに好感が持てる。これからイスラでの生活を通してカルエルがどう成長していくのか、プロジェクト、復讐、恋の行方はどうなるのか楽しみ。

Posted by ブクログ

2025/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

これもべたなロミジュリ的復讐譚なんだけど、葛藤がしっかり描かれていて、安易に復讐をあきらめないところ、一方だけが相手の素性に気づいてしまうという心の揺れなどがよく描かれていて良かったです。簡単にハーレム展開しない点も良かったのですが、もう一方がこちらは美しく身を引いてしまうところが若干ご都合主義的には感じました。

Posted by ブクログ