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歴史を変えた気候大変動 河出文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 河出書房新社 |
発売年月日 | 2009/02/20 |
JAN | 9784309463162 |
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歴史を変えた気候大変動
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歴史を変えた気候大変動
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商品レビュー
3.6
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タイトルだけ見れば、歴史の動きの影には気候の大きな変動があったのだ、という主張が展開されている本なのだろうという感があるのだが、読んでみるとそうでもない。むしろ、たびたび触れられているように、著者は環境決定論、つまり環境がすべての変化を説明しうる、という論点には立っていない。気候は歴史や文化に変化を与える圧力の一つであり、その重要性を見落としてはならない、ぐらいの考え方なのである。実際、気候変動は直接に戦争の原因にはならないかもしれないが、人の流動や飢饉、争いにはつながり得る、という主張はなされている。 そこで改めて原著のタイトルを確認してみて、すんなり納得。原著は『The Little Ice Age : How Climate Made History』で、直訳すれば『小氷河期:気候はどのように歴史を作ってきたか』なのである。 今が小氷河期にあり、気候変動のさなかに我々は生きている、そしてこれまでの歴史においても氷河期と温暖期の変動の中で人の歴史や生活が影響されてきたのだ、という論点から見返すと、本の内容がしっくりくる。 ということで、例の「翻訳した本のタイトルを売れるように変える」というトリックにまんまとしてやられたな、というのが読み終わってからの感想。というか、原著のタイトルをそのまま出してもそれなりに売れたんじゃないか、という気もする。下手に「大変動」などと煽りを入れてしまった結果、著者の意図とはズレた感がありますね。 ただ、この本が出たのが2001年だったということを考えると、気候変動が人の生活にどれほどの影響を与えるかということをこの時点で本としてまとめ、指摘していたという著者の眼力は素晴らしいと思う。
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事例の羅列は良いのだが主張のポイントが見えづらい。海外の人文系書物にたまにあるような。。。翻訳の問題もあるのか?学生のコピペレポートみたいな感じ。 いくつか面白いポイントも ・太陽黒点の活動と気候、マウンダー極小期 ・英仏の農業技術進歩の違い ・CO2濃度(19世紀後半から20...
事例の羅列は良いのだが主張のポイントが見えづらい。海外の人文系書物にたまにあるような。。。翻訳の問題もあるのか?学生のコピペレポートみたいな感じ。 いくつか面白いポイントも ・太陽黒点の活動と気候、マウンダー極小期 ・英仏の農業技術進歩の違い ・CO2濃度(19世紀後半から20世紀初頭)赤祖父説との違い ・グリーンランド(「文明崩壊」に寒冷化は一因として挙げられていたか?)
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