スープ一皿のしあわせ ショウコさんの長生きスープ

大原照子【著】

• 販売会社／発売会社: 文化出版局
• 発売年月日: 2009/01/24
• JAN: 9784579210664

商品レビュー

2013/09/07

吉田篤弘の『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を読んで、なんとなく手に取った本。
読後、同じルートでこの本に出会った方のレビューを見て、偶然に驚いた。

2009/05/25

吉田 篤弘さんの書いた『それからはスープのことばかり考えて暮らした』という小説を読んだ影響で、最近スープとサンドイッチのことばかり考えていて、それで手に取った本書。

ろくな料理もできない私には、評価の星はつけられないけど、そんな私でも作れそうなレシピがいっぱいだ。
紹介されているスープは、どれもいたってシンプル。それは、スープストックやだしをとったりしないし、コンソメ・キューブやだしの素も使わないから。水道水で煮るだけ。
基本的に味付けは薄味で、材料、特に野菜のうまみに委ねる感じ。だから、作るのが簡単というわけ。

いまはちょうど、新玉ねぎや新じゃがなどの春野菜がおいしい季節。かぶ、にんじん、トマト、ベーコン、鳥のささ身などなど、炒めたら、水を加えて塩、こしょう。あとはコトコト煮るだけ。器に盛ってタイムを飾れば、「春野菜のスープ」の出来上がり。野菜たっぷりなら、温野菜サラダ感覚にもなる。素朴だが、野菜の滋味に溢れ、ほっとするスープができた。パンのお供にピッタリだ。当然、ミネラルやビタミンもたくさん摂れるはず。健康的。多めに作っておいて、翌朝コンソメを加えたり、カレー粉を加えたりと味を変化させるのもいいかも。