- 中古
- 店舗受取可
- 書籍
- 文庫
はるがいったら 集英社文庫
定価 ¥594
110円 定価より484円(81%)おトク
獲得ポイント1P
在庫あり
発送時期 1~5日以内に発送
店舗受取サービス対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
店舗到着予定
12/16(月)~12/21(土)
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2009/01/19 |
JAN | 9784087463934 |
店舗受取サービス
対応商品
店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる
店舗到着予定
12/16(月)~12/21(土)
- 書籍
- 文庫
はるがいったら
商品が入荷した店舗:0店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
オンラインストア上の価格と店頭価格は異なります
お電話やお問い合わせフォームでの在庫確認、お客様宅への発送やお取り置き・お取り寄せは行っておりません
はるがいったら
¥110
在庫あり
商品レビュー
3.6
165件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
水原園 行の四つ年上の姉。九年前に両親が離婚して、母親と一緒に出て行った。短大を卒業して、就職して一人暮らしを始めた。デパートの受付嬢。婚約者のいる幼なじみの恭司と体の関係を続けている。 佐々行 園の弟。高校三年生。身体が弱く、幼い頃から入退院を繰り返している。高校一年で留年している。 水原由理 園・行の母。父親より三歳年上の銀行員。 園・行の実父 家の一階で中華料理屋をやっている。 ハル 両親が離婚する前、行が五歳、園が小学三年生の時に二人で公園で拾ってきた芝犬に似た雑種犬。十四歳の老犬。今では立ち上がることもほとんどできなくなり、介助犬ならぬ、すっかり被介護犬。 美佐 園の唯一の友人。 佐々真奈美 行の義母。腰が低く誰に対しても申し訳なさそうな態度をとっており、「すみません」が口癖。父親とは離婚前から不倫関係だった。 佐々忍 行の義兄。高校を中退た後、カー用品店に勤めている。 岩下 行のクラスメイト。決して嫌なヤツではないが、ホストみたいな黒ずくめのキメキメの格好で補習に来る。 折笠夏美 なっちゃん。行のクラスメイト。化粧もしてない、髪も染めてない、自然体の女子高生。「なっちゃん」「行ちゃん」と呼び合う仲。 野口 行のクラスメイト。 平山 行のクラスメイト。 松永 行のクラスメイト。 西野めぐみ 園の職場の後輩。デパートの受付嬢。二十歳。香水がキツイ。 松田 園の職場の後輩。貴金属売り場の販売員。二十歳。堂島と付き合ってた。 堂島と別れた後、園に対して軽く探りを入れている。 窪田恭司 園・行の幼なじみ。広告代理店に勤めている。大学時代の先輩である三歳年上の沙織と婚約しているが、園と浮気をしている。 沙織 恭司とは同棲しており婚約中。 浅野 行が入院した時の担当の看護婦。 宮本 行が入院した時の隣のベットの人。高校の数学の先生。 中野智子 老婆、水婆と呼ばれている。園が勤めているデパートに毎週水曜日に毎回違うピンクの服を着てやってくる。 堂島 園の職場の同僚。四大出の同期で二つ年上。食器売り場担当。同僚の松田と交際していたが、園に告白するため別れた。 小川 園のアパートの隣人。大学二年生。
Posted by
人物の家庭環境の複雑さはともかく、心境が丁寧に記されてるので程よくリアリティがあり、どちらにも感情移入がしやすかったです。姉の表面上取り繕ってるけど内心は毒付いていたり、弟の物事に対して抗わず受け入れるところは少なからず自分にも当てはまるので余計に違和感なくキャラに溶け込めた気が...
人物の家庭環境の複雑さはともかく、心境が丁寧に記されてるので程よくリアリティがあり、どちらにも感情移入がしやすかったです。姉の表面上取り繕ってるけど内心は毒付いていたり、弟の物事に対して抗わず受け入れるところは少なからず自分にも当てはまるので余計に違和感なくキャラに溶け込めた気がします。特に姉の職場でのスタンスは私とも丸かぶりでしたので個人主義すぎという指摘には多少のグサリ感はありました。老いるハルがごはんや水をのんでいる描写にまだ生きているとほっとするくらいハルの出番は少なくはありました。 姉弟は両親の離婚により別居していましたが、互いを思い遣っており、仲が良くていい関係だなと思いました。2人の良好な関係はハルの存在も大きかったのではないかなと思いました。
Posted by
老犬ハルが介護と看取りの段階にある頃、飼い主の行と園はそれぞれが抱える問題や屈託と向き合う。 看取り期の老犬の介護は、もちろん個体にもよるだろうけど、それなりにみんな大変だと思います。うちの犬は本当に苦労をかけない犬だったけれども、最後の半年は寝不足と介護疲れと獣医の費用にぐっ...
老犬ハルが介護と看取りの段階にある頃、飼い主の行と園はそれぞれが抱える問題や屈託と向き合う。 看取り期の老犬の介護は、もちろん個体にもよるだろうけど、それなりにみんな大変だと思います。うちの犬は本当に苦労をかけない犬だったけれども、最後の半年は寝不足と介護疲れと獣医の費用にぐったりしていました。でも老犬が可愛くて仕方なかったから、心情としては大変だけど愛情にあふれたかけがえのない時期だったと思い返します。 さて、本書はそんな老犬の介護を軸として、若いきょうだいが自分に向き合い、少し成長する物語です。お話しそのものはとても良かったと思いました。ただ、老犬のハルの存在意義がちょっと少なすぎて、「老犬もの」という理由で手に取った僕には残念ながら肩透かしでした。あえて犬とは距離を取ったストーリーなのかもしれませんが、犬好きとしては二人の今までとこれからにもっと深く犬が関わっていてほしかったなあ、と思ったのでした。 そんなこんなで厳しめの評価になりましたが、ごく個人的な理由によるものです。話としては、登場人物がみんなピュアですごくよかったです。
Posted by