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機巧館のかぞえ唄 名探偵夢水清志郎事件ノート 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/01/15 |
JAN | 9784062762557 |
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機巧館のかぞえ唄
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商品レビュー
3.2
6件のお客様レビュー
箸井地図さんの装丁が可愛かったので文庫版。 これは凝った構成だ。 もちろん読みやすくはあるのだけど、夢か現実かとても曖昧な世界に迷い込んでしまう。 この世界で紐解かれた名探偵の推理は、少しだけ、せつない。 ところで教授、プラム何個食べれるんだろう。
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いわゆる「ライトノベル」だろうと興味本位で読んでみたのだが、意外としっかりした作りでびっくり。 そしてあとがきを読んで、これが小学生向けに書かれた本であることを知りさらにびっくり。 えー、こんな複雑な構成の本、小学生が理解できるのー? で、僕が想起したのは齋藤孝さんなどの説。 ...
いわゆる「ライトノベル」だろうと興味本位で読んでみたのだが、意外としっかりした作りでびっくり。 そしてあとがきを読んで、これが小学生向けに書かれた本であることを知りさらにびっくり。 えー、こんな複雑な構成の本、小学生が理解できるのー? で、僕が想起したのは齋藤孝さんなどの説。 小学生のころから文豪の名作を読め!意味がわからなくてもとりあえず読め! この時期から「本物」に触れさせることで、将来の知的パフォーマンスは飛躍的に向上するのだ! てな感じの。 完全には理解できなくても、小さいころからこういう「ちゃんとした推理小説」を読めば、推理小説についての感度が上がるんじゃないかなあ。 そんな子が大人になり、何か新たに良質の推理小説を生み出してくれれば嬉しい。などと妄想にふけってみる。
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- ネタバレ
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3- よく本書を青い鳥文庫で出したな、という意味でのチャレンジャースピリッツのようなものは買いたい。しかし、作者の試み・狙いは上手く達成されてないように思う。特にゲストキャラクター達の存在感のなさはいかんともしがたく、結果、夢だとしても、また現実だしても物語は上滑りしていき、読み手の印象に残り難い。虚構だから、という理由で意識的にそうしたのかもしれないが、それならば返って逆効果で、怪しさが薄れることになったのではないか。これに“かぞえ唄”の存在感のなさが拍車をかけ、“謎”自体がどうでもいいもののように思えてしまう。わけのわからない酩酊感よりも、何だかどうでもいいよねといった無関心に近い読後感である。もう少し面白そうなものになったような気もするし、少し残念だ。 一方、相変わらず、小ネタ満載なのは読んでいて楽しいが、中村○○ネタも2度目ではインパクトは弱まる。と、言うよりも“ああ、またか”といった印象。それを推理にまで引っ張るのもちょっとやり過ぎ。そういえば『消える総生島』では“中村青司”と名まで表記してあったあのに、本作で伏せ字なのはさすがに遠慮したか。 それと、さりげなくロバート・アーサーの短編のネタバレをしている。気にするのは全国で51人ぐらいだろうから、さして問題ないのかもしれないが、巻末小ネタ集で触れてくれてもいいではないか、と小さな声で訴えたい。
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