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狂言えほん せつぶん 講談社の創作絵本
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2009/01/17 |
JAN | 9784061323896 |
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狂言えほん せつぶん
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商品レビュー
3.5
7件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
節分の夜、『ほうらいがしま』からはるばるやって来た鬼が立ち寄った民家の女に一目惚れ。 この鬼は結構な迫力の強面なのだけど、惚れた女の気を引こうとグイグイいって悉く塩対応されるトホホさのギャップが可笑しい。確かにいきなり「きもののほころびをぬってくれ」は真逆のNGアプローチwいろいろ間違ってるが憎めない鬼だなぁ。 か弱い女性が豆をまいて強い鬼を追い出すという正統派ながら大人の節分絵本。 7歳の息子や他の男性方には、好意の拒絶を露にする女のつれない態度としたたかな計算高さの方が鬼より怖かったんじゃないだろうかw
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なんだかひどい。 強面の鬼が、ポロポロ涙を流したかと思えば、女は鬼が自分を好きなことを確信するやその証拠に宝物をください、といってのけ、挙句、豆で追い出す始末。 こちらもすっかりらめんくらってしまいます。 版画でしょうか、野村さんの絵が力強く、ユーモラスであたたか。
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日本の伝統芸能、狂言の曲目「節分」を絵本にした物。 幼稚園児の我が子に「節分」行事をわかりやすく説明できるかなと思い 図書館にて貸出し予約。 結局、借りれたのは2月3日(節分)が過ぎてからだったので、そのまま 放置していたのですが、昨日、おやすみ前の読み聞かせで初めて読みました。 親の私自身も初読です。 どうして節分の日に豆まきをするようになったか、その由来的なお話かと 思ったら、そうではないんですね。 ある節分の夜、中国(地方?)のほうらいがじまからやってきた鬼。 疲れた体を休めようと、ある一軒の家を訪れます。 何も知らずにその家の女が扉を開けてしまいます。 最初はその姿の通り偉そうでとっても怖い鬼でしたが その家の美しい女に一目惚れしてしまい、女に冷たくあしらわれると 悲しくて泣きだしてしまい、なんとか女に気に入られようと、 あの手この手でご機嫌を窺ってきます。 一方、女の方は鬼が自分に惚れ込んだ弱みにつけこみ、打ち出の小槌や 姿を消せる隠れみのや隠れ笠など鬼の持っている宝を全て巻き上げてしまいます。 そして、豆の入った升を持って「福はうちー福はうちー」と豆を撒き始め 最後に豆を大量に掴んだかと思うや「鬼はそとー!鬼はそとー!」と鬼に 投げつけ鬼を追い出してしまいます。 はっきり言って鬼が可哀想すぎる・・・(^^; 何もしていないのに・・・(--; 鬼の悪い点を強いて言うなら女の家に勝手に押し入って、その家の女に 勝手に惚れて、なぜだか自分が好かれていると勝手に勘違いして、勝手に 亭主気取りになる点が図々しいくらいか。 相手が鬼だとはいえ特に危害を加えられたわけでもないのに、初対面の男(鬼)に対して 姿は美しい女だけれど、昔話の悪役の鬼以上にえげつなく容赦のない女に いつの時代も女は怖いものとして扱われて描かれているんだなぁと感慨深い(笑) 元が「狂言」の曲目なので内容的に子供向けでないのは、まぁしょうがない(^^; 話自体は単純なので子どもは子どもなりに解釈できたようです。 「おにさん、ぜんぶとられてかわいそーだったね。 とおくからきたのにね。 もうどこにもよらずにさっさとおうちにかえったらよかったんだよ。」 と言っておりました(笑) 「狂言」えほんシリーズ、もとしたいずみさんの文章はとても読みやすく 野村たかあきさんの版画絵は味があって昔話の世界観がとっても よく表現されていてよかったです。 小学校低学年くらいの子向きの絵本かなぁと感じました。 そういえば、最近読んだ「オニじゃないよおにぎりだよ」もそうですが、 家にある「泣いた赤鬼」とか、あんまり悪い鬼が出てくる絵本を読んでいないなぁ。
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