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三年身籠る 文春文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
| 発売年月日 | 2009/01/10 |
| JAN | 9784167762018 |
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三年身籠る
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三年身籠る
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商品レビュー
3.3
17件のお客様レビュー
ある日、妊娠が発覚した冬子。しかし夫の徹は、堂々と別の女と不倫中。冬子はその出産に、不倫相手の美和を呼ぶことを思いつく。女系家族の姉妹として生まれた、性格は全く違う冬子と緑子のそれぞれの物語。 純文学とはしたが、純文学かと言われると疑問の残る作品である。純文学っぽく、悪く言えば...
ある日、妊娠が発覚した冬子。しかし夫の徹は、堂々と別の女と不倫中。冬子はその出産に、不倫相手の美和を呼ぶことを思いつく。女系家族の姉妹として生まれた、性格は全く違う冬子と緑子のそれぞれの物語。 純文学とはしたが、純文学かと言われると疑問の残る作品である。純文学っぽく、悪く言えば色々と読者に投げっぱなしで、淡々と妊娠して3年目に生まれるまでの話を描いていくのだが、文学と言うには言葉の選び方などは稚拙だし、上っ面で流れていく感覚がある。 淡々と、今あるものを俯瞰して客観視し、受け身で生きているが、過去に付き合った男は暴力男だったり、ドラッグをやっていたりとメチャクチャな冬子。一方で運命的な出会いをした恋人と切れないまま、行きずりの男と関係を持つ、積極的でアグレッシブな緑子の視点で、概ね交互交互にえがかれていくのは、最初から作者の考えていた仕組みなのであろう。 一方で、登場人物にいろいろと色付けをしなければならないという意味で、まずは妊娠、それが10ヶ月経とうが20ヶ月経とうが生まれてこないという、超常的な話を作る。次に育ての母親がまた破天荒であったり、緑子は青年海外協力隊でお金をためていたりと、それぞれが激動なのだが、そうやってあれこれ足し算で描いていくことで、冬子のキャラクターがどんどんわからなくなっていく。 その反面、緑子はわかりやすいので、作者を投影しているのは緑子の方なのだな、と納得する。 ぶっちゃけ、これを言うと身も蓋もないのだが、人間の関係が築かれたり壊れたりという部分を描きたいのだろうと思われたが、その中でタイトルにもある全然生まれてこない子供は、どれほどの意味を持っていたのかというのが、最後まで読んでもどうにも見えてこなかった。 また、科学・医学的な観点から、1歳半になるまで生まれてこなかったら、体がどうなっていくのか、SF的に外の情報が子供に行くのも荒唐無稽だし、ましてや腹の中で声を出せるのは、作者はそういう部分に興味がなかったんだなと興ざめである。だったら妊娠いらなくない? 作者の描きたいこと、例えば人生に何が大事で何がどうでも良くて、というのは、緑子の章にひねりも装飾もオブラートもなく直接書かれているので特に深いとも思えないし、小川洋子みたいな話が書いてみたかったんだろうなというのが最終的な感想である。結局のところ、緑子はセックスに、冬子は死に思いを馳せて、いや、逃げようとするんだよね。 解説に、映画化され、主演がオセロの中島…。映画を作った人も、雰囲気を読み取る気がなかったんかね。まあ、思わせぶりな映像にしやすそうな純文学の手習い作品て感じ。
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三年身籠っている間子供はどうなってるのか?と思ったら、きちんと泣くし、笑うし、動き回るし、想像以上に元気。 出産前の状態で大きくなっていくわけじゃないのね。 2年目までは誰の気持も行動も納得できないような気がして、読みながらむずむずしたけれど、3年目まで読み進めるとようやくそれぞれがぴたりとはまった気がする。 女同士の親族たちの会話、微妙な間、丁寧に用意される色とりどりの料理、お互いを受け入れきれない姉妹(冬子、緑子)、頼りにならない男性たち(徹、海)、 面白かった。
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「BOOK」データベースより 冬子29歳、ただいま妊娠9ヵ月。まごうことなき妊婦である。しかし十月十日を過ぎても子どもは産まれてこない。―個性的な女優が映画制作に先がけて初の小説に挑戦、不思議な傑作が誕生した。書き下ろし長篇450枚。 これはアイディアも突飛でとっても面白いし、...
「BOOK」データベースより 冬子29歳、ただいま妊娠9ヵ月。まごうことなき妊婦である。しかし十月十日を過ぎても子どもは産まれてこない。―個性的な女優が映画制作に先がけて初の小説に挑戦、不思議な傑作が誕生した。書き下ろし長篇450枚。 これはアイディアも突飛でとっても面白いし、文章もかなり達者で川上弘美を思わせりるユーモラスさがある。ありえないファンタジーなんだけれども妙にリアルな手触りがある。うーん女優さんが書いたのかあなんて偏見かもしれないけれど大したものだと思います。
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