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異形にされた人たち 河出文庫
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異形にされた人たち 河出文庫

塩見鮮一郎【著】

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異形にされた人たち 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2009/01/20
JAN 9784309409436

異形にされた人たち

¥440

商品レビュー

3

6件のお客様レビュー

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2024/10/22

本書のタイトルにもなっている「異形にされた人たち」は、学校の教科書に掲載してもいいぐらいの内容。明治期の四民平等が、これまで社会を構成していた一部の人々を際立たせ異形とし、そのうえで同化させようとしている、という視点は、今まで私の中にはなかった。この視点で日本にある差別の問題につ...

本書のタイトルにもなっている「異形にされた人たち」は、学校の教科書に掲載してもいいぐらいの内容。明治期の四民平等が、これまで社会を構成していた一部の人々を際立たせ異形とし、そのうえで同化させようとしている、という視点は、今まで私の中にはなかった。この視点で日本にある差別の問題について勉強することは重要かと思う。 但し他のエッセイは、とても散漫な内容であり、もう少しテーマを絞って書いた方がよかったのかもしれない。同じ筆者の作品である『弾左衛門と車善七: 江戸のエタ頭と非人頭』は、とても面白かったのだから。

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2021/07/14

乞食、売春婦、ハンセン病患者、辻芸人、サンカ、アイヌ、俘囚、障害者。江戸よりはるか昔から存在し、社会システムの下層を支えていた人々は、維新後の西欧化社会の中で「近代の目」により「異形の人」として再発見された。じゃあ彼らの歴史や社会はどういうものであったのか、彼らはどの様な存在だっ...

乞食、売春婦、ハンセン病患者、辻芸人、サンカ、アイヌ、俘囚、障害者。江戸よりはるか昔から存在し、社会システムの下層を支えていた人々は、維新後の西欧化社会の中で「近代の目」により「異形の人」として再発見された。じゃあ彼らの歴史や社会はどういうものであったのか、彼らはどの様な存在だったのかを紐解き考察する秀作。 「近代の目」の例えとして出てくる徳冨蘆花、夏目漱石のエピソードは面白かった。漱石に至っては今感覚では差別主義者全開だろうが、それが明治期一流の知識人である事も感慨深い。 三角寛は置いといて、鷹野弥三郎、石角春之助、菊池山哉と行った在野の研究者を知れたのは良い経験だった。

Posted by ブクログ

2020/12/11

日本に暮らしていながら 知らないことが あまりにも多い 一つ知れば 知らないことがいくつも 生じてくる 歴史的な変遷の中で 文字を持つことを許されなかった 文字を持つことがなかった 被差別の立場に置かれた 人たちの存在を考える時、 「知らなかった」ことが 山ほどでてくる 塩見...

日本に暮らしていながら 知らないことが あまりにも多い 一つ知れば 知らないことがいくつも 生じてくる 歴史的な変遷の中で 文字を持つことを許されなかった 文字を持つことがなかった 被差別の立場に置かれた 人たちの存在を考える時、 「知らなかった」ことが 山ほどでてくる 塩見鮮一郎 さんの著作に 触れるたびに 「あぁ 知らなかった」 「へぇ そんなことも」 が増えていくことが なににもまして刺激的である

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