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異形にされた人たち の商品レビュー

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2021/07/14

乞食、売春婦、ハンセン病患者、辻芸人、サンカ、アイヌ、俘囚、障害者。江戸よりはるか昔から存在し、社会システムの下層を支えていた人々は、維新後の西欧化社会の中で「近代の目」により「異形の人」として再発見された。じゃあ彼らの歴史や社会はどういうものであったのか、彼らはどの様な存在だっ...

乞食、売春婦、ハンセン病患者、辻芸人、サンカ、アイヌ、俘囚、障害者。江戸よりはるか昔から存在し、社会システムの下層を支えていた人々は、維新後の西欧化社会の中で「近代の目」により「異形の人」として再発見された。じゃあ彼らの歴史や社会はどういうものであったのか、彼らはどの様な存在だったのかを紐解き考察する秀作。 「近代の目」の例えとして出てくる徳冨蘆花、夏目漱石のエピソードは面白かった。漱石に至っては今感覚では差別主義者全開だろうが、それが明治期一流の知識人である事も感慨深い。 三角寛は置いといて、鷹野弥三郎、石角春之助、菊池山哉と行った在野の研究者を知れたのは良い経験だった。

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2020/12/11

日本に暮らしていながら 知らないことが あまりにも多い 一つ知れば 知らないことがいくつも 生じてくる 歴史的な変遷の中で 文字を持つことを許されなかった 文字を持つことがなかった 被差別の立場に置かれた 人たちの存在を考える時、 「知らなかった」ことが 山ほどでてくる 塩見...

日本に暮らしていながら 知らないことが あまりにも多い 一つ知れば 知らないことがいくつも 生じてくる 歴史的な変遷の中で 文字を持つことを許されなかった 文字を持つことがなかった 被差別の立場に置かれた 人たちの存在を考える時、 「知らなかった」ことが 山ほどでてくる 塩見鮮一郎 さんの著作に 触れるたびに 「あぁ 知らなかった」 「へぇ そんなことも」 が増えていくことが なににもまして刺激的である

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2014/09/23

サンカのことを知りたいわけで、著者ご自身のこととか、他の研究者のこととかを読むのがつらくなり、ななめ読みで終わってしまいました。いつか心と時間に余裕のある時に再読します。

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2013/07/07

「貧民の帝都」が良かったので、作者つながりで読んだ。つまらなかった。 「別所」、「案下」ぐらいかな。

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2011/03/21

なんとも不思議な内容だった。 身分の無い人々に関する内容。 本書を読むまで全く、認識もしていなかった存在ではあったが、確かにそういう人たちもいたのだと想像出来る。 もし、自分がその時代に生きていたとするならば、どのように異形の人たちをどう感じるだろうか?

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