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思想地図(vol.2) 特集・ジェネレーション NHKブックス別巻
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本放送出版協会 |
発売年月日 | 2008/12/25 |
JAN | 9784140093412 |
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思想地図(vol.2)
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商品レビュー
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上野千鶴子へのインタヴュー「世代間対立という罠」では、上野の『おひとりさまの老後』(文春文庫)に対する東の批判を題材に、北田がインタビューをおこなったものです。東の立場をよく咀嚼しつつ上野に対して切り込んでいく北田の議論と、それに対する上野の明快な回答には、舌を巻くほかなく、おも...
上野千鶴子へのインタヴュー「世代間対立という罠」では、上野の『おひとりさまの老後』(文春文庫)に対する東の批判を題材に、北田がインタビューをおこなったものです。東の立場をよく咀嚼しつつ上野に対して切り込んでいく北田の議論と、それに対する上野の明快な回答には、舌を巻くほかなく、おもしろく読みました。 森直人の論文「「総中流の思想」とは何だったのか―「中」意識の原点をさぐる」は、いわゆる格差論に緻密な再検証をおこなったもので、北田による紹介によるとアカデミックな価値の高い論文とされています。そうした側面についての評価はわたくし自身にはまったくできないものの、結論についてはたいへん納得ができるように感じました。 座談会「再帰的公共性と動物的公共性」では、東と北田の立場の相違を軸にしながら、法哲学者の大屋雄裕と小説家の批評家の笠井潔が議論を交わしています。
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東浩紀の思想地図vol.2読了。 やはり哲学は難しい。とはいえカルチャー分野の見識はさすがの一言。 思想地図シリーズ他のも読みたい!
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ニューアカかぶれの成れの果? というのは読者である僕のことで、東浩紀、北田暁大の両編集委員はこんな時代にあって真正面から「批評」に取り組んでいます。 こういう雑誌は本屋さんでも奥の隅の方にこっそりあったりするから、なかなか見つけにくくなって、文芸書や総合誌もホント売れなくなったと...
ニューアカかぶれの成れの果? というのは読者である僕のことで、東浩紀、北田暁大の両編集委員はこんな時代にあって真正面から「批評」に取り組んでいます。 こういう雑誌は本屋さんでも奥の隅の方にこっそりあったりするから、なかなか見つけにくくなって、文芸書や総合誌もホント売れなくなったというし、でも80年代にこの手の「人間」や「国家」、あるいは「社会」、「歴史」とかを大上段から論じたさまざまな本を訳も分からず読み漁った身としては、本屋さんに行けばそういうコーナーに必ず向かうし、たまに手にして、ぱらぱらめくり、話題の新鋭や懐かしい名前に出会えばそのままレジに向かったりするわけで、本書はバック・ナンバーなんだけけど、読み応えありました。 大テーマは「ジェネレーション」なんだけど、その言葉から派生する領域を縦横に何人もの執筆者が論じ深化させています。すべての物事が一律に平面状に並べられFast化し、果てはジャンクとなる運命しかないような世の中で、少なくとも全体を見据えて、愚直にも自らの地平を築こうとする思想に触れられるのは「贅沢」なんじゃないでしょうか。 むろんそれが錯覚である可能性も大いにあるんだけど、なんとなく分かったつもりで高揚した若い頃から、たとえそれが勘違いであったとしても、ある種の「気づき」を継続させるためにも、古典を含め、この手の雑誌(本)は僕にとって必要不可欠なアイテムであり続けるだろうと思いました。
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