日本史&世界史が同時にわかる本 史上初の面白いほど頭に入る「画期的方法」

宮崎正勝【著】

• 販売会社／発売会社: 三笠書房
• 発売年月日: 2009/01/10
• JAN: 9784837922995

商品レビュー

2012/03/13

世界史は世界中の歴史のはずなのに、なぜ日本史が入っていないのか！というのは、学生時代からの疑問だったため、世界史と日本史を同時並列で読ませる本を歓迎します。
ただ、この本は、"史上初の面白いほど頭に入る「画期的方法」"とタイトルで大きく銘打っているほどは、同時に頭には入りませんでした。
日本史をメインに、「当時世界では何が起こっていたかというと…」的なちょっとしたコラム紹介のように世界史を載せているため、配分が統一でなく、バランスがとれていません。

スパーンと頭に入ってこないのは、図や資料が少なく、文章がほとんどだからでしょう。
この類の本をこれまでにも読んでいるため、どこかですでに読んだ比較史といった感じで、斬新さはありませんでした。
読み込むというよりはさらっと読み終えた感じです。

この本で学んだこと

・京都はかつて葛野（かどの）という地名だった

・四神相応の地：北に玄武の船岡山、南に朱雀の巨椋池、東に青竜の鴨川、西に白虎の山陽道と山陰道

・秀吉はわずか8年で天下統一した

・オランダが布教しなかった理由：
日本市場を巡ってポルトガル・スペインの旧勢力とオランダが対立
　　　　　　　↓
新教のオランダは布教を行わず、幕府にキリスト教の恐ろしさを吹きこみ、貿易と不況を一体化させた競争相手の弱点を突いた
　　　　　　　↓
日本は鎖国し、オランダ、中国、朝鮮のみと貿易を続けた

・天草四郎の本名は益田時貞

・清は「髪を切らなければ、首を切る」といって中国人に辮髪を強要した