月色光珠 想いは夢路に咲く コバルト文庫

岡篠名桜【著】

• 販売会社／発売会社: 集英社/集英社
• 発売年月日: 2008/12/25
• JAN: 9784086012478

商品レビュー

2010/11/10

月色１１巻です。

長安に運ばれ、皇帝・李恒の後宮に軟禁された琳琅。
有との再会を信じ、脱走を繰り返す彼女の前に、緑陽（りょくよう）という少女が現れる。

一方、一命を取り留めた有は、早く長安へ連行しろと尚をせかす。
都に戻れば重罪人として処刑される、と有の身を案じる尚だが…。

有さんの身を案じる琳琅がとても痛々しいです…。
いつも元気なだけに余計に。

そんな状態のときに、緑陽がでてきて場が和みました。
似たもの同士だからか二人は意気投合！
成り行きで娘子軍に入ることになったけど大丈夫なのだろうか…。

有さんは大怪我を負ったというのに、もう動きまくってます。
とてもふてぶてしい態度が笑えます。

琳琅一筋の彼は唯一揺るがないキャラなので清清しいっ。
牢屋に入れられても惚気ることを忘れないあたり、笑。

李恒は相変わらず迷走中です。
渇きまくってる彼は、読み進めるごとに嫌な奴になっていってるような…。
一途に思う三娘さんが健気です。

捕縛され長安に連行された有さん。
平穏無事な日々は今のとこ絶望的です…。

2009/10/23

冷酷さの影に、心の渇きが見え隠れする李恒が哀れでならない。
この渇きを癒せる唯一の希望が琳琅なのだろうが…。
彼女には有と幸せになって貰いたいし…あぁ、複雑(-"-;)
もしかしたら、尚もこんな気分なのだろうか？

2009/05/03

有と離れ凌華に捕まって長安に戻った琳琅。
どうにか皇帝から一月の猶予はもらったが、逃げることは難しそうだった。有の生存を信じながらも心配な琳琅。
そんな琳琅の部屋にある侵入者が。それは皇帝の娘、公主である緑陽だった。緑陽との接触によりだんだん落ち着きを取り戻す琳琅。そして有を待つことに・・・。
面白かったし、いよいよラストスパートな雰囲気。
離れていた分、今度二人が会ったときのらぶらぶが楽しみでもあり〜♪